糸魚川の魅力を自分の得意分野から発信する目的で、「縄文時間 」というホームページ作りをしていると紹介したが、同時進行でヒスイ加工販売の「ぬなかわヒスイ工房」のネットショップも独力で作っていた。
相当悪戦苦闘したが、ネットショップの方は今週でなんとか恰好がついた。
そして昨夜、ネットショップで初めて勾玉が売れた!
初めての「SOLD OUT」画面にに舞い上がったが、「この次はどうすりゃいいんだ?」と困惑するネットショップ初心者の私(笑)。
「糸魚川には仕事も遊ぶ所もな~んも無い!」と地元の人は言うけれど、その気になりゃ仕事も遊びはあるっちゃ!と身を持って証明したい俺としてはネットショップは有難い存在。
本当は色々とコミュニケーションできる対面販売の方が職人としては愉しいのだけど、ヒスイは地場産業になりえるだけの市場規模がなく、糸魚川市は観光地でもないのでネットショップは田舎で起業したい人にとって魅力的だ。
また苦労して作ったネットショップだけあって正直嬉しい。
しかも売れたのが、まだ誰も作っていない縄文時代の勾玉。前回このブログでアップした山梨県の縄文遺跡から出土した「胎児のような勾玉」のレプリカだ。
現在作られている勾玉の多くは、定形勾玉という弥生時代以降の見慣れた形。
これが見慣れた定形勾玉。多くのヒスイ職人が作るのは、このバリエーションばかりなのだ。
どうせなら誰もやったことの無い分野を開拓したかったし、縄文勾玉の朴訥とした風情が好きだったので、敢えて「売れない勾玉」・・・ヒスイ加工関係者は口を揃えてこう言う・・・を作ってみたのだ。
初めてのお客さんは東北の女性・・・会ったことないけど絶対美人に違いない!
欧米では船の処女航海には女性を乗せると聞く。いいぞ!まったく幸先がいい。
宣伝広告費ゼロなので、口コミが命綱になる。
このブログに遊びに来られた皆さん、冷やかしでもいいから下記サイトに遊びに来てくんないや!
「ぬなかわヒスイ工房 」http://nunakawa.ocnk.net/