友人が糸魚川の海岸で拾った赤碧玉をプレゼントしてくれた。
別名を鉄石英、英語だとレッドジャスパーと呼び、縄文時代には黒曜石、チャート、頁岩と並んで矢尻が作られていた。
特に佐渡産は「赤玉」と珍重され、古墳時代には勾玉や管玉が作られていた。
これから勾玉も作る予定だが、まず小手調べに石笛を作ってみた。
切断してみたら流石に硬い・・・しかもダイヤモンドカッターの摩擦抵抗を減らすための水が血のように真っ赤になった!
最初はヒスイ以上に時間がかかったが、俺はヒスイ以外にも色んな石材を加工しているからそんな場合のノウハウがあるから工夫したらスイスイと切断完了!
研磨してみたら、最初の180番だけで光沢が出た。
肌理の細かい石質・・・よしよし、いい子だ・・・とニンマリする。
世界初?の赤碧玉の石笛は、硬質な音色。
透明な石英部分も混ざっていて、いい景色だ・・・売りたくないなあ(笑)
下の写真は、赤碧玉・ヒスイ・珪質頁岩の石笛揃い踏みだ。
ヒスイの石笛は、明るい灰色に黒いゴマ粒状の霞模様が入っているが、これでもラベンダーヒスイの仲間である。
このヒスイもあまり製品にする人はいないが、渋い味があって俺は好きだ。
もっと詳しくご覧になりたい場合は「ぬなかわヒスイ工房」を検索して下さい。
http://nunakawa.ocnk.net/
ヒスイだけが糸魚川の石じゃないぜ!