上越市の友人達が企画した、「男たちのフリーマケット」で、ロケットストーブ作家(笑)の宮澤さんの「豚ストーブ」と自作のピヨピヨヌンチャクを物々交換してきた。
宮澤さんは憑りつかれたようにロケットストーブを作り続ける男で、本業は建設会社の現場監督。こうやって観ると結構な男前の宮澤さん。
観た人が思わずクスリとしてしまう豚ストーブは、細部にこだわりが光っている。
こいつでお客さんにコーヒーを沸かして出したら受けるに違いないが、彼のユーモア精神は中々のものだ。
物々交換したピヨピヨヌンチャクとは、複数の蟲笛状の孔を開けたヌンチャクで、振り回すと武器らしからぬピヨピヨという可愛らしい音がする楽器のような武器のような不思議なもの。
上手にヌンチャクを扱うほどピヨピヨという力の抜ける音がするので、そのギャップに大受けする。
ピヨピヨヌンチャクは、私の民族楽器の師匠的存在であり、ヌンチャク名人でもあるある関根秀樹先生の発明品。
民族楽器作り体験会で、作った蟲笛を幾つも繋げて遊んでいた子供を観て閃いたアイデアだそうだ。
宮澤さんも関根秀樹先生も、そのユーモア溢れる発想だけでなく、きちんとした技術を土台とした上で面白いものを作ってしまう所が素晴らしい所。
こういうモノを作る仲間が身近にいると、それだけで人生が豊かになる。