「べぇらぁぼぉうめぇ~」と、お化けがでそうな粘っこい啖呵をNHK大河ドラマの番宣で聴いて、「そんな陰気な啖呵があるかってぇんだ!べらぼうめっ!」と説教したくなったw
「べ」を強調して「べらぼうめっ!」と、小気味よく言わないと江戸弁にならないヨ。この小気味よさを「勇み」といって、これぞ江戸っ子の料簡。
志ん生の啖呵は「勇み」のお手本。柳朝や三木助の啖呵も胸がすくようだった。
フランキー堺や小沢昭一、「フーテンの寅さん」のおばちゃんといった下町出身役者の江戸弁もホンモノだったけど、江戸を題材にしたドラマをつくるなら落語を聴いて勉強しなきゃ。
「志ん生芸談」は対談やインタビューを収録した本だが、インタビューはよく知られたエピソードを自分に都合よくかっこういいこといっていて笑わせる。
『師匠、叙勲おめでとうございます!
そうなんだってねぇ(人ごとのように)・・・ラジオがない時代は落語なんてものは一部の人しか知らなくてネ、田舎に行くてぇと「噺家がきた!」てんで鉄砲をもってこられたり・・・噺家とカモシカの区別がつかねぇんだから・・・ホントなんですよ!』
本書はこんなとぼけた対談まで収録していて、病みついた床で読むのにいい。坐骨神経痛との付き合いは長くなりそうだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます