「自然界の報道写真家」を自称する宮崎学さんが信州からやってきて、漆器を買ってくれた。
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漆器は珠洲のビニールハウスに自主避難している9人家族から預かっているものなので、次回あったら子供たちに宮崎さんの写真集を見せて、NHK番組で特集された高名な写真家が買ってくれたと教えたらどんな顔をするだろう。
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宮崎さんのフィールドは山野だから、せっかく糸魚川まで来てくれたので私のフィールドの海に案内した。筒石区の舟屋の浜は、信州や能登方面からとわかる漂着物が多く、舟屋が崩壊する前に案内したかったのだ。
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宮崎さんのためであるかのように、タヌキの死骸が漂着していた。
タヌキが死ぬと連れ合いは遺体に葉っぱをのせて隠し、土に還っていくまでそばを離れない・・・宮崎さんにはそんな「もののあわれ」を感じる写真集もある。優しいまなざしだ。