見逃していたドキュメンタリー映画「聖者たちの食卓」をアマゾンプライムで発見して歓喜。
インドの北西アムリトサルにシーク教の総本山ゴールデンテンプルがあり、毎日10万人の信者たちに無料の食事をふるまっている。
無料とはいっても、各自が懐具合に応じたお布施をする訳で、食事作りもすべてボランティア。その舞台裏をナレーション無しで淡々と記録した映画。
シーク教はカースト差別を嫌いイスラム教の教義を取り入れてヒンドゥー教から分派した宗教で、平等・博愛を教義にしているから外国人の旅人でも食事を出してくれるのだけど、ここのカレーが感動的に美味いのです。
私が訪ねた時は、薄い塩味に丁子(クローブ)が効いたウラッド・キ・ダル(緑豆)のカレーだったが、子供の頃の建前の時に振舞われた小豆粥によく似て、滋味溢れる懐かしい味だった。
今は廃れたようだけども、糸魚川地方では建前の振舞いで屋根から餅を撒いた後に、親類縁者や近所の人たちが骨組みだけの家の中で小豆粥を食う風習があったのです。懐かしい味。
旅に出られないから、この映画で気分はインドへ!
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