原石の仕入れとヒスイ加工遺跡の調査で北海道と東北を旅行していたのでご無沙汰の投稿。
大衆演芸の研究家でもあった俳優の小沢昭一さんが、北陸地方で発達した浄土真宗の節談説教(ふしだんせっきょう)が浪曲(浪花節)の源流のひとつではないかと著作とCDに遺しています。
檀家寺の住職にCDをお貸ししたところ、非常に面白いと糸魚川で節談説教が聴けることになりました。
折伏や説教ではなく身の回りのできごとを語り、語りがいつしか節(メロデイ)になり、誰にでもわかりやすく仏法を語る仏教エンターテーメントであり、かっては庶民の娯楽のひとつでした。
笑いがいつしか涙にかわり、ごく自然に敬虔な気持ちとなるのが、じつに日本の宗教らしくて佳いのです。
平日ですが入場無料・事前申し込み無しで聴くことができますので、ご興味があったら是非ともご参会ください。
往時の風習を再現したウケ狙いで、私と叔父がお布施を集めるザルを持って歩いて周りますが、あくまでも余興であって入場無料です。もちろんお賽銭やお布施は自由意志です。
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