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(2022年6月訪問)
引き続き野沢温泉の共同浴場を巡ります。今回取り上げるのは、野沢温泉のバスターミナルから「熊の手洗い湯」へ下ってゆく途中にある共同浴場「上寺湯」です。
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こちらの浴場の内部構造は、野沢温泉の共同浴場では一般的な、更衣スペースと入浴ゾーンが一体になっているタイプなのですが、ドアを開けたら浴室まで丸見え、という事態を防ぐため、出入口から奥の方まで仕切り塀が設置されています。
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浴槽は3人サイズといったところでしょうか。ほぼ無色透明ながらぼんやり霞んだような感じのお湯が張られており、湯中では白い湯の花が浮遊しています。ちょっと熱めの湯加減ですが、肩まで湯船に浸かると心身がシャキッと冴えるので、大変気持ち良いです。
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湯口から出てくるお湯を掬って口に含んでみますと、砂消しゴムを思わせるゴムのような硫黄感がそこそこしっかり感じられました。いかにも野沢のお湯という特徴ですね。
ところで、こちらに引かれている源泉に関してですが、浴場内には二つの源泉名が掲示されており、どちらが正しいのかよくわかりません。ひとつは平成9年分析の細かなデータが記載された分析表に書かれている「丸釜源泉」で、もうひとつは令和元年12月に長野県北信保健所が発行した書類に書かれた「上寺湯源泉」です。後者についてはおそらくどこかに細かなデータが記載された分析表が存在しているかと思われますが、私の訪問時には見当たりませんでした。浴場名と源泉名が同じということで、きっと後者の源泉名が正しいような気がしますが、実際のところはどうなんでしょうか。
私の好み:★★+0.5