パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

下流社会その2

2024年12月01日 | 本・マンガ・テレビ・映画
12月1日(日)晴れ

ワタクシは今、衝撃を受けている。
今月のエッセイ講座用に、先日の家族での居酒屋トークを書こうかしらと思い、その昔、林真理子センセが「下流」について書かれた本があったことを思い出して検索してみた。
すると、それは出てこず、三浦展著「下流社会」というのが並ぶ。
全く知らんなあと思うも、2005年に出ててベストセラーになっておる。
いかに自分が「下流社会」とは縁遠いと思い込んでいたかがわかる。
視界にも入ってこなかったのだから。
図書館で借りてみるかと、ぼんやりとその本の出版社の解説のような前書きのような部分を読んで驚いた。
以下、抜粋。

「いつかはクラウン」から「毎日100円ショップ」の時代へ
もはや「中流」ではない。「下流」なのだ


「下流」とは、単に所得が低いということではない。
コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低いのである。その結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。そして彼らの中には、だらだら歩き、だらだら生きている者も少なくない。その方が楽だからだ。
                   (「はじめに」より)
「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。
マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、階層問題における初の消費社会論。

【あなたの「下流度」チェック】…半分以上当てはまれば、あなたはかなり「下流的」

□1 年収が年齢の10倍未満だ
□2 その日その日を気楽に生きたいと思う
□3 自分らしく生きるのがよいと思う
□4 好きなことだけして生きたい
□5 面倒くさがり、だらしない、出不精
□6 一人でいるのが好きだ
□7 地味で目立たない性格だ
□8 ファッションは自分流である
□9 食べることが面倒くさいと思うことがある
□10 お菓子やファーストフードをよく食べる
□11 一日中家でテレビゲームやインターネットをして過ごすことがよくある
□12 未婚である(男性で33歳以上、女性で30歳以上の方)

20代がバブルぶくぶくの頃であるから、まさに「いつかはクラウン」が夢じゃないように思えていた。
60代に突入した今、どこへ行っても100円ショップをのぞく事はもう趣味と化している。
いきなりの「下流」ご指名である。
追い打ちかけるように、チェックシート。
ええ、9と10と12以外には全てチェック入ります。
単に所得だけではない、ということに驚きだ。
逆の発想で、ワタクシは、所得的には下流でも生き方が中流だと思っていた。
自分らしく生きられるのは中流だからだと。
しかし、自分らしく生きる事が、好きな事だけして生きていたいと思う事が、孤独を好み、自分流ファッションを楽しむ事が、下流的なのかという事に驚いている。

そしていまやもう誰も借りないのか、図書館に予約した本がすぐに準備できてますと。
読むのが怖いくらいだが、ここは勇気を振り絞って借りに行って、読んで、検証してみようと思う、今日から12月。

今日の一枚は・・・
昨日我が家に来たM嬢からの「還暦のお祝い」
「赤じゃなくてピンクなんですけどね。
まあ、『宴』という品種らしいので、いいかしらと思いまして・・・」
ありがとう。心がスースーしていたので明るい花に癒されてます。
コメント (1)
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