パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

テイクアウトの概念

2024年11月30日 | 衣・食・住
11月30日(土)曇り

木曜日、元同僚のM嬢から「渡したい物があるのですが土曜日ご在宅?」とライン。
居るよ〜せっかく来てくれるんなら、お昼ご飯うちで食べない?テイクアウトのカレーを用意しておくよ。
ってことで、我が街のインドカレー屋さんに前日に予約の電話を入れる。
お店には2、3度行ったこともあり、大きすぎるナンを食べきれなかったら、インド人系の人が無愛想ながらアルミホイルやら袋やらを用意してくれた好印象。
ただ、電話というのは難しい。
ポイントは、今日ではなく明日だということ。
だから、間違いを避けるために、12時過ぎてから電話を入れる。
これなら「明日の11時半に取りに行きます」で、間違いようがないだろう。
ほうれん草カレーや、ダールカレー(←豆の事だった)やらあるが、ここはオーソドックスなバターチキンや、キーマカレーにしておこう、ポークも。
足りないかもしれないから、チーズナンも。
インド人(いや、ミャンマー人かもしれんし、ネパール人かもしらんが)「辛さは?」
はっ!辛さの言い方がわからん。
えっと。あまり辛くない方がいいのですが・・・
インド人「甘い、普通、中辛、辛3、辛4、辛5・・・」
ワタクシ「全部中辛で!」
インド人「バターチキンカレー中辛ね、キーマカレーは?」
ワタクシ「中辛で」
インド人「ポークカレーは?」
ワタクシ「中辛で」
インド人「ナンでいいか?」
へ?HPにはナンしか選択の余地はないだろ?サフランライスとかに変えられるのか?
パリッパリの何か(←リトルインディアに住んでいた事がある身としては、結構詳しいのだ。しかし名前は知らん)ドーム状の物とか?
しかし、彼にその疑問をぶつける勇気がなく「ナンでお願いしますっ」
とにかく、明日、明日だからねという気持ちを込めるあまり、ものすごい大声で「明日、11時半に取りに行きます」

で、今日、11時28分頃、取りに行く。
ワタクシのテイクアウトの概念は、レジで名前を言うと、レジ袋に入れた商品を渡されて、お会計して・・・
しかし、レジで名前を言うと、微妙な空気が流れた後、カタコトの日本語で「オマチクダサイ」
レジの前に立っていると、横のベンチを指差して、「オマチクダサイ」
座れってことね。
お店には、1組しかお客さんはいないけど、厨房の店員さん(全員インド人系)は六人くらいいる。
女の人(もちろんインド人)がカップを持って近づいて来る。
「ドウゾ」
熱々のスープだ。
どういう意味だ?サービスなのか?それともテイクアウトの件を忘れていて、今、大慌てで準備をしているのか?このスープは時間稼ぎ用なのか?
日本人だったら、何となく表情とかで「あれ?もしや忘れてた?」とかを読み取れそうだが、いまひとつわからない。
ワタクシの頭の中ははてなマークだらけ。
にしても、このスープ、熱々でスパイシーで美味い。って言うてる場合か。
この熱いスープを、どれくらいの時間で飲み切れるか?猫舌のワタクシよ。
でも、じわじわと可笑しくて、思わず写真を撮る。
これが、今日の一枚↑
この間に、一人、お客さんが入って来たが、レジ横でスープを飲むおばさんをどう思っただろうか。
ウエルカムドリンクならぬ、テイクアウト客用スープとして、常連さんにはおなじみなのか?
熱々のスープを飲み終わった頃に、やっと準備ができたらしくお会計。
「サービスデス」
紙コップ状のものをもらったので車に戻ってからのぞいてみたらオレンジジュース色。
これは、忘れててごめんね、お待たせしてごめんねの意味なのか?
はたまたただのおまけなのか?
わからん。
冷蔵庫に入れてたらすっかり忘れてて、カレーを食べ終わってから出してみたらマンゴーラッシーのようだった。
ミルキーで、これまた美味しかった。
また、何かの折にテイクアウトして、色々な疑問を解明したい。
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本心

2024年11月28日 | 本・マンガ・テレビ・映画
11月28日(木)曇り


昨日、娘と映画を観に行く。
ええ、下流でも映画くらいは観に行くのですよ(・・・卑屈)
平野啓一郎原作 石井裕也監督 池松壮亮主演 「本心」
以前、娘から「これ読んで!」と送られてきた。
平野啓一郎氏は、『物言う作家』という感じで好きだ。
とは言え、ちょっと小説は難解そうなのでなかなか手が出せず。
「マチネの終わりに」と、この「本心」しか読んでない。
でも、どちらも好きだ。
だから、映像化されるのは不安だが、原作が良くて監督と主演が良いとなると、心配は無用であった。
どのようなお話かと言いますと・・・

「大事な話があるの」――そう言い残して急逝した母・秋子(田中裕子)が、
実は“自由死”を選んでいた。
幸せそうに見えた母が、なぜ自ら死を望んでいたのか…。
どうしても母の本心が知りたい朔也(池松壮亮)は、テクノロジーの未知の領域に足を踏み入れる。
生前のパーソナルデータをAIに集約させ、仮想空間上に“人間”を作る技術VF(ヴァーチャル・フィギュア)。
開発している野崎(妻夫木聡)が告げた「本物以上のお母様を作れます」という言葉に一抹の不安を覚えつつ、VF制作に伴うデータ収集のため母の親友だったという女性・三好(三吉彩花)に接触。
そうして“母”は完成、朔也はVFゴーグルを装着すればいつでも会える母親、
そしてひょんなことから同居することになった三好と、
他愛もない日常を取り戻していくが、VFは徐々に“知らない母の一面”をさらけ出していく……。      HPより

仮想空間というものにいまひとつ馴染めないワタクシであるが、この少し先の世界が末恐ろしく思えた。
前時代のワタクシが理解できるくらい、わかりやすく近未来を映像化してくれてある。
毎週大河ドラマ「光る君へ」を見ながら「あゝ千年前から人間って変わらないのね、良しも悪しきも」と思うのだが、この映画を観ながら、近未来も人間の本質は変わらないものなのだと思う事であった。
一人で見ていたら「う〜む、最後の終わり方は、含みを持たせているのか?それぞれで考えてという事なのか?」と思うところであったが、
娘があっさりと解説してくれて、あ、そうだよねえ、そうだそうだと納得。
一人で映画を見る事が増え、気楽でいいわと思っていたが、こういう時に鑑賞後の感想戦の大事さを思い知る。
そして今一度、自分の読解力を補うべく原作を読み直そうと思うのであった。                          
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居酒屋にて

2024年11月27日 | おでかけ
11月27日(水)晴れ時々雨

先週末、帰省中の娘と夫と三人で居酒屋へ行く。
おしゃべりを楽しむ中で、何の話からかふとワタクシが「うちは中流だからね〜」的な事を言った。
その瞬間、娘と夫が「ん?」という表情。
え?え?え?まさかあなたたち、うちを上流と思ってるの?
娘、少し言いにくそうに「ん〜〜〜今、ちょっと変わってきてると思うんだよね、うちは下流の上ってとこかな」
夫、同意!という顔。
え〜え〜え〜っ!???
いや、ワタクシ、人様にお話する際には少し下げて「うちなんて下流よ下流!」なんて言うけど、心の中では中流!ど真ん中!中流も中流の小市民代表と思っていた。
娘「だからさ、昔はそうだったと思うよ、でも今は中流ではないと思う」
そして、少し母を憐れむように「ママが自分の事を中流と思えるのは幸せだと思うよ」
やめれ!変な同情をするのは。
ただただ悲鳴をあげながら「え?下流?うちは下流?こうして家族で居酒屋へ来られたりしてるのに下流?」
・・・油に火を注ぐの反対というか、ドツボにハマっていく様を例える諺を母にください・・・
追い打ちをかけるように、夫が指で変なグラフ状的な形を作りながら説明をし始める。
算数の「考え方」の章で思考がストップしているワタクシに、数学的な説明は無意味です。
どうやら上流中流下流の層を表しているらしいが・・・
娘が「そうそう!」的に納得しながら話を進めているのをぼんやりと聞きながらワタクシの頭には、だいぶ前にニュースで見たブータンの国が浮かぶ。
「幸せの国ブータン」と讃えられ、しかし、その生活水準を見ると「あれ?」と思い、これが精神性の高さという事なのかと思いつつも、複雑な気持ちになった。
あゝワタクシは家庭内ブータン。

そして今、この日記を書きながら、幸せ度が世界一だったっけ?と確認するために検索かけると、その「幸せの国」ブータンは、世界を知った事により「幸せの国」でなくなったかのように言われていた。
情報とは何と残酷なことよ。
そして、同じく自分が中流じゃなかったと知ったワタクシもこれからどう変わっていくのか。
ただただ今は、何かと言うと「はっ!こういうところが下流なのかっ」と思い知らされる日々。

今日の一枚は・・・
その居酒屋で食べた焼き鳥やおでん。
こんな色味のものは、中流の方々はお食べにならないのかしらん。
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シンビメソッド ダーマセラム アゼライン酸 5%

2024年11月26日 | 当選品&モニター&おタメし
11月26日(火)雨
  

「アゼライン酸(整肌成分)」配合で、毎日使えるさっぱりテクスチャーの美容液です。
乳白色の美容液ってちょっと珍しいかな。
さらっとしたテクスチャ。
肌の保湿バランスを整えてくれて、キメの整ったツルツル肌を目指せます。
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WELLA(ウエラ)WELLATON2+1

2024年11月25日 | 当選品&モニター&おタメし
11月25日(月)晴れ
WELLA(ウエラ)WELLATON2+1のご紹介です。

ジュエルコレクションが発売されました。
サファイアアッシュ、クリスタルグレージュ、ピンクブラウン、キャメルブラウン、マットブラウンの5種のうち、まずはどれにしようかな、
クリスタルグレージュが気になる所ですが、最近白髪染めをサボってて、カラートリートメントなどに逃げており、まばらでまだらな感じの髪の毛。
となると、一番明るいマットブラウンは最後にしよう。
箱の裏にある色味の方向性と明るさのレベルの目盛りは非常に参考になります。
明るさレベル7の<明るいキャメルブラウン>をチョイス。
これから冬に向けて気持ちをあげていくためにも徐々に明るくしていきたい。
今は、真っ黒と白髪のコントラストが妙な髪色だから。
  
  

2剤を出して、「輝きエッセンス」も入れて、混ぜて、手袋装着して、髪の毛に塗ります。
あゝ久しぶり過ぎて下手くそ。
髪の量が多いので30分放置してから流してシャンプー&トリートメント。
乾かすと・・・
まだまだまだらな箇所はあるけど、逆にグレイヘアっぽくて本人は気に入ってます。
輝きエッセンスのおかげで傷みは一切感じません。
6週間色持ちしてくれるとなると、次は・・・え?もう来年ってこと!?
あゝなんとまあ月日の流れるのが早いことよ。
来年はもう一段階明るい髪でハッピーニューイヤーとなる予定です。

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ネスカフェ ホイップタイプ

2024年11月24日 | 当選品&モニター&おタメし
11月24日(日)晴れ
モラタメさんでタメします。

ネスカフェ ホイップタイプ4種12点が1100円(税抜)でタメせます。お得っ!!!
内訳は・・・
カフェラテ 4箱
キャラメルマキアート 2箱
ヘーゼルナッツラテ 3箱
バニララテ 3箱
まずは何をさておきカフェラテです。
ワタクシ、飲み物の中で一番好きなものがカフェラテ。
コーヒーのブラックも牛乳も苦手、どちらかというと嫌いなのに、この二つが合わさると大好きになるって、どういう事なんでしょう(・・・知らんがな)
自分でコーヒー淹れてミルク温めて、心に余裕があったらホイップまでしちゃったりして作るカフェラテもなかなか美味なのですが、
急に思い立った時や、ちょっと疲れ気味の時に、さっとお湯を入れるだけで作れるこういうのは重宝します。
あゝ泡だってて美味しい。
思ってたより甘くない。
ほとんど甘くない。ちょーどいい。
ヘーゼルナッツはどうだろう。
こちらも美味しい。
ナッツの香りが漂う。
でも、ワタクシ、それほどナッツ好きでないので、これは老母に1箱あげるとしよう。
キャラメルマキアート、絶対美味しい。
三時のティータイムはこれに決定。
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薬用ソフレ 乾燥肌ケアボディソープ

2024年11月23日 | 当選品&モニター&おタメし
11月23日(土)晴れ

「潤って、肌荒れを防ぐ」
乾燥などによる洗浄時の刺激を和らげて洗う薬用ボディソープです。

まずはフローラルの香りがいいですねえ。
そして、泡立ちがすごくいい。
植物性アミノ酸洗浄成分配合のふわふわ優しい泡で洗います。
5つの無添加設計(アルコール、パラベン、色素、鉱物油、硫酸系・PEG系界面活性剤フリー)
要らんもんは入ってません。
詰め替え用があるのも良き!


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福福彩菜 四川風旨辛麻婆春雨

2024年11月22日 | 当選品&モニター&おタメし
11月22日(金)晴れ
モラタメさんでタメします。
福福彩菜 四川風旨辛麻婆春雨 12個が1331円(税込)でタメせます。お得っ!!!

こちらは、春雨スープを「あっさり、軽め」のイメージを持って臨むとやられます。
   
おまけに四川風ゆえに辛い。
母は1個でギブアップ。
辛い物好きの娘は美味い美味いと食べてます。
上の写真は、わざわざ箸上げしてくれました。
夫はお弁当が足りない時用に職場に置いてます。
ワタクシは、このシリーズの五目春雨を買い直そうかしら。


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Medi5C【薬用】オイルinバスソルト

2024年11月21日 | 当選品&モニター&おタメし
11月21日(木)晴れ

スキンケア× 身体メンテナンスを同時に叶える「#第3のバスソルト」
湯面に美容オイルが浮いて、湯船から上がる際に全身に密着し潤いをキープしてくれるとのこと。
楽しみ!!!
ビタミンC誘導体とスクワランの2種類あって、今回はビタミンC誘導体をチョイスしてみました。
付属のスプーンですり切り3杯投入。
うっすらにごり湯のようになります。
急に冷え込んできて、腰の不安を感じる日々到来。
温かいお風呂にスキンケアまでお任せ。
『肌に密着した美容オイルの潤いを保つため、湯船から上がった後は洗い流さずにそのままタオルドライすることをおすすめします』という、おすすめ入浴方法に従ってそのままタオルで静かに抑える感じにしました。
「オイル」とだけ聞くと、洗い上がりに少しオイル感(=ベタつき感)があるのかなと思いましたが、それは全くなし。
乾燥肌のワタクシに、ちょうどいい感じでした。
個包装のスクワランがついた限定セットだったので、明日はスクワランを試してみます。
こちらも楽しみ!
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菊の花の話

2024年11月18日 | 衣・食・住
11月18日(月)晴れ
♪ひとつふたつみっつよついつつ
 咲いた咲いた菊の花
 赤白黄色せんせにあげよ♪
30年近く前、我が娘が保育園で習ってきて歌っていた「きくのはな」
まだまだ言葉足らず舌足らずな2歳児が可愛かったが、地味な歌だなあ菊だけに、と思った記憶。

先日、元同僚M嬢とランチした。
彼女は最近お母様を亡くされた。
3兄妹の末っ子だが、お兄様は闘病中、お姉様は県外在住という事で、お母様の事などずっと彼女がお世話していた。
お母様の四十九日の時、諸々の段取りはM嬢がやったらしいのだが、何かせねばと兄嫁も思ったのか、お墓の花はあたしが供えておくという事だった。
猛暑の8月だったので、前日に供えると聞いて少し不安は残ったが、お任せした。
当日、ギンギラギンに太陽が照りつける中、しずしずとお墓に向かう親族一同とお坊様。
お墓が近づくに連れM嬢は目を見張ったと言う。
お墓に供えられている花が見事に首を折られたかのように萎れている。
駆け寄って、さっとそれを抜いて、何事も無かったかのように法要したらしいのだが・・・
ワタクシ「え?何の花だったの?お義姉さん、前の日に供えたんじゃなかったの?」
M嬢「気が動転してて、何の花かは覚えてないんですけど、菊とかじゃなくてコジャレタ花だったんですよ〜繊細な、すぐ枯れそうな!!!
後ろから義姉の『昨日、供えたんですっっ』って悲鳴のような声が聞こえてきましたから、前日は前日だと思うんですけどね、菊にして欲しかったですよ」
彼女が何度も首をガクンと折っては、枯れた花の真似をするのが可笑しくてゲラゲラ笑ったが、何かと法事には珍事がつきものよ。
お義姉さんの動揺も手に取るようにわかるし、親戚達の訝しげな表情も目に浮かぶし、M嬢には同情しかない。
でも笑った。

先日、娘と出かけた先で喉乾いたねえとカフェを探すも無く、テイクアウトできそうなオシャレっぽい小さなお店が目につく。
のぞいてみると・・・おしゃれな花屋さんが、コーヒーもやってますという風情。
娘的には、お花がメインっぽいからコーヒー(350円程度)だけ頼むのは気の毒。
「何かお花を買う?」と小声で聞く。
おしゃれな花屋さんで、ガラスの入れ物に背の高い花、珍しい花、珍しくない花等々がおしゃれに差し込んである。
スモークナンチャラという草150円
一瞬かわいいと思うも、うちの庭に生えてる草と似ている。
ゴージャスなアーティチョーク系の(多分違う)物も450円くらい。
結局アイスコーヒーとベリーソーダを買って出た。
娘「お花、気に入らなかった?ママ、無の表情だったよ」

ワタクシ、店内での短時間でものすごく色々考えた。
この花屋さんは一体ターゲットはどの層なのか。
場所は一応繁華街まで歩いて行ける範囲ではあるが、どちらかというと官公庁の建物の方が多い場所。
お花、一本からいかがですか?という感じで、ワンルームマンションに住む、小洒落たOLに受けるかもしれぬ。
各部屋に、それぞれ合った花を1本ずつ活けるの、というおしゃれマダム御用達かもしれぬ。
田舎から都会に出てきた子が「あゝこれ、猫じゃらしに似てる。実家近くの原っぱに生えてた。懐かしい・・・」と買うかも。
そして、ワタクシはどの層にも属さないなあと思いながらふと目にしたのが大輪の菊。
オシャレにガラス瓶に入ってるから一瞬わからなかったが、紛れもなく菊。
いや、違う、ガラス瓶に入っているからわからなかったわけではなく、葉を全部ちぎられていたからわからなかったのだ。
すーーっとした茎の先に大きな綺麗な菊の花。
一見かっこいいですよ、でも、違和感。
理由があるのか?犬の尻尾切りみたいに?(いや、あれも違和感しかないけども)
この菊を見た時点で、ワタクシの、この花屋さん(だかコーヒー屋さんだか)への不信感マックス。
花を扱う以上は、花への愛を感じたい。
どんな気持ちで、菊の葉をちぎったのか?
そんな諸々の気持ちを顔に出すまいとしての「無」の表情だった。

菊の花は、イコールお仏壇、お墓の花というイメージで、好きかと問われる事さえない花。
でも、心のどこかで、日本の花という意識はある。
綺麗だけど、部屋には飾らない。
でも、お墓に、仏壇に欠かせない。
だから、庭にも植えとかなきゃね、老母と菊の苗を買うようにもなった。
そしてその意識を覆されたのも、つい先日。
今日の一枚は、先日朝食を食べに行った、鹿児島屈指のホテル「城山ホテル」のロビーに活けてあった花。
全部菊。
洋風っぽいけど、菊。
剣山に刺さってて、床の間に飾ってあって、というならわかるけど、
こういうのもアリなんだ、と衝撃を受けたのであった。

という事で、仏壇用の小菊を廊下の一輪挿しに飾る気になったゲンキンなワタクシ。
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