peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

九谷焼専門店「九谷満月」&サザンカ(山茶花)

2009年12月08日 | 植物図鑑

石川県加賀市中代町の九谷焼専門店「九谷満月」 2009年11月24日(火)

P1750618

P1750621

P1750624

P1750604

P1750607

2009年11月24日(火)、国際興業グループ・岩手県交通のバスツアー「金沢兼六園ライトアップと北陸全周の旅」の2日目。大本山永平寺と東尋坊を見て、後は金沢市内にある「ひがし茶屋街」の散策をして、ホテル(金沢ニューグランドホテル・アネックス)に戻るだけになりました。予定のコースにある北陸最大級の九谷焼専門店「九谷満月」での時間は14:30~15:00。このような高尚な趣味のない身には、時間が余りすぎます。仕方なしに店の中に入ると、正面に「九谷の名品、醍醐花見の図 作田利男作」という名札のついた大きな花瓶と思われるものが展示されていました。

P1750610

P1750595

P1750593

値段が書いてあり、「3000万円」のようです。

P1750601

このフクロウの置物は、21,000円。

P1750599

このフクロウの置物は、37,800円とか17,850円。

P1750602

このフクロウの置物は、10,500円。

P1750600

このフクロウの置物(ペア)は、11、550円。これなら買えると思ったら、妻は「いらない」。

P1750597

P1750596

P1750598

コーヒー茶碗も1個3,150円、1個2,835円、ペア・8、925円などのものがありましたが、結局買わずしまい。高価な商品を割ったりしないようにと思って、20分ほどで退出しました。時間を持て余していたとき、紅色の花を沢山つけたサザンカ(山茶花)を見つけました。同じように時間をもて余した人たちが見に寄ってきました。(バスに乗ろうにも、ガソリン給油のためバスは不在でした。)

http://www.mangetsu.co.jp/about.html [九谷満月について]

P1750613

P1750623

P1750625

P1750619

P1750620

サザンカ(山茶花)ツバキ科 ツバキ属 Cammellia sasanqua

暖地の山中に自生する常緑小高木で、高さは普通5~60mになる。観賞用として広く栽培され、園芸品種も多い。ツバキに似ているが、幹や枝がずっとほっそりしていて、葉も小さい。葉は有柄で互生し、長さ3~7㎝の楕円形で、縁には細かい鋸歯がある。表面は艶やかな濃緑色。葉柄や葉の裏面脈上に粗い毛がある。10月中旬頃から花が咲きはじめる。花は野生のものは直径5㎝ほどで白色。花弁は普通5枚あり、倒卵形で平らに開き、中心部には黄色の雄しべが多数ある。花が終わると花弁がばらばらになって散る点が、花が丸ごと落ちるツバキと異なる。またツバキの雄しべは下半部がくっついて筒状になっているが、サザンカの雄しべは1本ずつ離れている。果実はツバキより小さく、翌年の夏から秋にかけて熟し、3つに割れる。種子は堅くて黒い。サザンカには多くの園芸品種がある。江戸時代から品種改良が進められ、花の直径が15㎝にもなるもの、花弁に皺が多いもの、一重、八重、千重咲きのものなどが作られた。花の色も白、ピンク、紅、ぼかし、絞りなど、変化に富んでいる。用途:庭園樹、生垣、盆栽。分布:本州(山口県)、四国、九州、沖縄。[以上、山と渓谷社発行、山渓ポケット図鑑3・秋の花」ほかより]


国定公園・東尋坊のマルバシャリンバイ(丸葉車輪梅)

2009年12月08日 | 植物図鑑

福井県坂井市三国町東尋坊 2009年11月24日(火)

P1750461

P1750454

P1750369

P1750364

P1750377

P1750401

2009年11月24日(火)、国際興業グループ・岩手県交通のバスツアー「金沢兼六園ライトアップと北陸全周の旅」2日目。大本山永平寺を見学した後、福井県坂井市三国町にある日本海の奇勝・東尋坊へ。昼食の後自由行動になったので、大池と呼ばれている入り江などを見てから、「荒磯遊歩道」の一部を歩いてみました。遊歩道のそばに植えられたマルバシャリンバイ(丸葉車輪梅)が、黒紫色の実を沢山つけていました。

荒磯遊歩道は、越前加賀海岸国定公園の日本海に面した三国町米ケ脇から東尋坊を経て雄島近くまでの約4kmの遊歩道で、三国にゆかりの文人、詩人、俳人たちの碑が点在しています。遊歩道入口から100mほど行くと高見順の文学碑、萩原朔太郎の妹アイと約5年を三国で暮らした三好達治の「荒天薄暮」の詩碑、高浜虚子、虚子にほのかな想いを寄せたという森田愛子、伊藤柏翠の句碑が並んでいます。その他にも、山口誓子の句碑や、則武三雄の詩碑を見ることができる通りです。

http://www.echizen-ud.com/free_9_6.html [世界三大奇勝東尋坊~荒磯遊歩道]

http://www.mapple.net/spots/G01801044101.htm [虚子・愛子・柏翠句碑(福井県坂井市)]

http://www.tojinbo.net/tojinbo.html [東尋坊の紹介/荒磯遊歩道]

P1750440

P1750443

P1750447

P1750428

P1750523

P1750501

P1750498

「わが心のふるさと」と言い切るほど三国を愛した漂泊の詩人・三好達治の文学碑「荒天薄暮」が刻まれている。

P1750496

P1750463

P1750453

P1750455

P1750451

P1750456

シャリンバイ(車輪梅) バラ科 シャリンバイ属 Rhaphiolepis umbellata

暖地の海岸に生える常緑低木~小高木で、高さは1~6mになる(葉が細く、丈が高く、タチシャリンバイと呼ばれるタイプ)。枝や葉が車輪状に出て、花が梅の花に似ているのでこの名がある。庭や公園、道路のグリーンベルトなどにもよく植えられている。葉は枝先に密に互生し、長さ4~10㎝の長楕円形、狭倒卵形、卵形、広卵形などで形の変化が多い。縁も浅い鋸歯があるものから鋸歯がほとんどないものまである。質は厚くて堅く、表面に光沢がある。葉の幅が特に広く、丸味を帯びているものをマルバシャリンバイ(丸葉車輪梅)var.mertonsiiというが、中間型もあり、区別は難しい。植えられているものはマルバシャリンバイ型が多い。4~5月、枝先に円錐花序を出し、直径1~1.5㎝の白色5弁の花を開く。果実は直径8~12㎜の球形で、秋に黒紫色に熟し、白粉をかぶる。樹皮や材はタンニンを含み、大島紬などの染料に利用される。分布:本州(宮城・山形県以西)、四国、九州、沖縄、小笠原。マルバシャリンバイ(var.integerrima)は山形県以西。