2009年12月19日(土)、一関市東山町長坂にある「柴宿団地」に隣接する民家の門口に植えられているマサキ(柾)が沢山の実をつけていました。熟して割れ、橙赤色の仮種皮に包まれた種子 が飛び出していました。
マサキ(柾) ニシキギ科 ニシキギ属 Euonymus japonicus
海岸近くの林に自生する常緑小高木。刈り込みによく耐え、丈夫なので、生垣によく利用されている。高さは2~6mになる。葉は対生し、長さ3~7㎝の楕円形または倒卵形で、縁に鈍い鋸歯がある。厚い革質で表面は光沢がある。6~7月、葉腋から集散花序を出し、直径約5㎜の緑白色の花を多数開く。果実は蒴果で直径6~8㎜の球形。淡紅紫色に熟して3~4つに割れると、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。葉形、樹形などに変異が多いので、多くの品種名がつけられている。オウゴンマサキ(黄金柾)、白覆輪のギンマサキ(銀柾)、白覆輪丸葉のオオサカベッコウ、黄中斑丸葉のダックダンジュウ、白散り斑の十六夜マサキ、葉が小さいミクロフィルスcv.Microphyllus、縁に黄色の斑が入るキフクリンマサキ(黄覆輪柾)cv.Aureovariegatusなどがある。用途:庭木、垣根。栽培:6~9月に刈り込みを行う。梅雨時にウドンコ病の発生が多い。分布:北海道(南部)、本州、四国、九州、沖縄、小笠原、朝鮮、中国。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」「園芸植物」などより]