peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

雪をかぶったエゾユズリハ(蝦夷譲葉)の実

2009年12月22日 | 植物図鑑

P1780863

P1780858

P1780852

P1780851

2009年12月20日(日)、朝からチラチラ降っていた雪が、11時頃には止みましたので奥州市水沢区佐倉河にあるに立ち寄りました。 ここには様々な木々や草花が植えられているので、年に数回は訪れているのですが、その度に何枚も写真を撮ってきます。この日も公衆トイレの前に植えられているエゾユズリハ(蝦夷譲葉)が雪をかぶっていましたが、雪を払い落として黒紫色に熟した実を撮ってきました。(身障者用トイレだけ使用できました。)

P1780879

P1780869

P1780877

P1780878

P1780853

P1780855

P1780865

P1780866

P1780864

エゾユズリハ(蝦夷譲葉) トウダイグサ科 ユズリハ属 Daphniphyllum macropodum var.humile

ユズリハ(譲葉)Daphniphyllum macropodumの変種で、日本海側の山地に多く生える常緑低木。下部からよく分枝して高さ1~3mになる。枝はしなやかで、多雪地帯では幹の下部は地を這う。葉は長さ10~15㎝の倒卵状長楕円形で、ユズリハよりやや小さくて薄く、側脈も8~10対と少ない。5~6月頃、前年枝の葉腋から総状花序を出し、花弁も萼片もない花をつける。雌雄別株。果実は10~11月に藍黒色に熟す。若葉が伸びてから古い葉が落ちるので、「譲葉」の名があるが、親が成長した子にあとを譲るのにたとえて、めでたい木とされ、古くから正月の飾りに使われてきた。このエゾユズリハは背丈があまり伸びないので「ヒナユズリハ(雛譲葉)」とも呼ばれる。用途:庭木、公園樹、正月飾り。樹皮と葉は駆虫剤に利用する。分布:北海道、本州(山口県滑山まで)、南千島。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」ほかより]