peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ジャノヒゲ(蛇の髭)/リュウノヒゲ(竜の髭)

2009年12月15日 | 植物図鑑

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2009年12月14日(月)、一関市東山町松川字台148-1にある一関市営松川住宅に居住する古くからの知人を訪ねました。知人と妻が話をしている間、近くにある内館址・館山公園を散策してきました。冬枯れの中にあって、ジャノヒゲ(蛇の髭)が、きれいなルリ色の実をつけていました。常緑の細長い多数の葉の中に隠れて見えにくいものの、葉をかき分けて見ると沢山ありました。

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ジャノヒゲ(蛇の髭) ユリ科 ジャノヒゲ属 Ophiopogon japonicus

リュウノヒゲ(竜の髭)とも呼ぶ。濃緑色で線形の葉を蛇や竜のヒゲ(髭)に見立てたもの。山野の林内や草原に群れて生える常緑の多年草。グラウンドカバーとして庭などにもよく植えられている。地中に長い走出枝(ランナー)を延ばして増える。葉は長さ10~20cm、幅2~3㎜で、縁に細かな鋸歯がある。7~8月、高さ10cmほどの総状花序に淡紫色または白色の花を総状につける。花はさほど目立たないが、秋にできる実(種子)は直径7~8㎜の球形でルリ色(濃い青色)をしており、人目を引く。日陰でも育つので、庭の日当たりの悪い場所に植えられることもある。種子がよく弾むので昔の子供は「弾み玉」と呼んで遊んだ。根の膨らんだ部分は薬用としても利用される。分布:日本全土。


12月中旬に咲いたユキヤナギ(雪柳)

2009年12月15日 | 植物図鑑

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2009年12月14日(月)、一関市東山町松川字台148-1にある一関市営松川住宅に居住する古くからの知人を訪れました。妻が知人と話をしている間に近くに建っている民家の間を散策してみました。花がほとんど見られなくなっている中に、遠目でも花と思われるものが目に入りました。たぶん春に咲いたであろうユキヤナギ(雪柳)が、白い小さな花を沢山咲かせていました。

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ユキヤナギ(雪柳) バラ科 シモツケ属 Spiraea thunbergii

庭や公園などに植えられたものを目にすることが多いが、自生のものもあり、川岸の岩場などに生える。高さ1~2mになる落葉低木で、株元から多数の茎枝を出し、よく枝分かれし、枝は弓状に垂れる。葉は互生し、長さ2~4cmの狭披針形で、先は鋭く尖り、縁に鋭い鋸歯がある。3~5月、前年枝に無柄の散形花序を多数つける。花は白色で直径約8㎜。花弁は5枚。雄しべは20本。雌しべは5本。花柄は6~12㎜で基部に数個の苞がある。花の最盛期は雪をかぶったように美しいのでこの名がある。コゴメバナ(小米花)ともいう。袋果は開出する。花の大きさ、開花期、樹姿などの変異によって、雪渓cv.Sekkeiなど多くの品種が育成されている。蕾が濃いピンク色のフジノピンクcv.Fujinopinkは従来にない花色品種。[栽培]繁殖は実生、挿木。用途:庭木、公園樹、花材。分布:本州(関東地方以西)、四国、九州、中国。