2009年12月14日(月)、一関市東山町松川字台148-1にある一関市営松川住宅に居住する古くからの知人を訪ねました。知人と妻が話をしている間、近くにある内館址・館山公園を散策してきました。冬枯れの中にあって、ジャノヒゲ(蛇の髭)が、きれいなルリ色の実をつけていました。常緑の細長い多数の葉の中に隠れて見えにくいものの、葉をかき分けて見ると沢山ありました。
ジャノヒゲ(蛇の髭) ユリ科 ジャノヒゲ属 Ophiopogon japonicus
リュウノヒゲ(竜の髭)とも呼ぶ。濃緑色で線形の葉を蛇や竜のヒゲ(髭)に見立てたもの。山野の林内や草原に群れて生える常緑の多年草。グラウンドカバーとして庭などにもよく植えられている。地中に長い走出枝(ランナー)を延ばして増える。葉は長さ10~20cm、幅2~3㎜で、縁に細かな鋸歯がある。7~8月、高さ10cmほどの総状花序に淡紫色または白色の花を総状につける。花はさほど目立たないが、秋にできる実(種子)は直径7~8㎜の球形でルリ色(濃い青色)をしており、人目を引く。日陰でも育つので、庭の日当たりの悪い場所に植えられることもある。種子がよく弾むので昔の子供は「弾み玉」と呼んで遊んだ。根の膨らんだ部分は薬用としても利用される。分布:日本全土。