2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。本館のすぐ傍にある研修温室内に、ラン(蘭)が沢山展示されていました。その中にホームページで紹介されているブラッソ・マイカイ’マユミ’(Brassocattleya Maikai'Mayumi')もありました。
ブラッソ・マイカイ’マユミ’ ラン科 類(B.nodosa×C.bowringiana 1944年登録)
草丈50㎝ほど。花径は5㎝前後。繊細な色合いと細身の花びらで、人気の高い品種となり、あちこちの温室で見かけることができるようになりました。冬咲き。花弁と萼片は桃紫色で幅狭くよじれて咲く。花姿は、B.nodosaの影響が良く出ている。花持ちが良く約1カ月は楽しめます。
http://www.geocities.jp/yorantaro/s-bc-maikai.htm Bc.マイカイ’マユミ’
http://www.otonaya.jp/lady/mayumi.htm 写真で見る季節の花
属は中南米に自生している着生ランの仲間で、約50の原種が知られています。大型の種類は主にグアマテラ、メキシコ、コスタリカ、ベネズエラ、コロンビア、ブラジルなどに分布。多くは風通しや日当たりがよい樹木の上に着生し、自然の雨から水分を補給して生育しています。自生地の気候は乾期と雨期の差が激しい場所で、3カ月くらいはほとんど雨が降らないところもあるのです。そこで、乾燥に強い植物体になっているうえ、夜間におりる霧からも水分を補給できる仕組みをもっています。の近縁属は20以上が知られており、主なものにブラサボラ、レリア、ソフロニティスなどがあります。人工交配は同じ属同士だけでなく、近縁属とも可能で、それぞれのよい性質を受け継いだ美しい花が多数作出されています。現在では属と近縁属との交配種を含めて、類と呼んでいます。[以上、主婦の友社発行、主婦の友ベストBOOKS「やさしい洋ラン 最新品種と育て方180種」より]