2009年12月14日(月)、一関市東山町松川字台148-1にある一関市営松川住宅に入居している古くからの知人を訪ねました。道路沿いに生垣として沢山植えてあるカナメモチ(要黐)/アカメモチ(赤芽黐)の葉が真っ赤に紅葉していてとてもきれいでした。
バラ科 カナメモチ(フォティニア)属 Photinia :アジア東部や南東部、アメリカ合衆国西部に60種ほどの落葉、常緑低木、高木が分布する。
カナメモチ(要黐)/アカメモチ(赤芽黐) Photinia glabra:山地や丘陵に生える日本原産の常緑小高木で、高さは10mになるものもある。生垣として植えられているのをよく見かけるが、新芽が紅色なのでアカメモチ(赤芽黐)とも呼ばれる。葉は互生し、長さ6~10cmの長楕円形または倒卵状楕円形で先は尖り、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯がある。革質で表面は光沢がある。若葉は紅色を帯びて美しい。葉柄は1~1.5cm。5~6月、直径10cmほどの花序に直径約1cmの小さな白い花が多数咲く、花弁は5枚あり、倒卵形で白い毛がある。雄しべは約20本。花柱は2本。萼片は5枚で三角形。果実は直径5mmくらいの楕円状球形で赤く熟し、先端に萼片が黒紫色になって残る。用途:庭木。分布:本州(東海地方以西)、四国、九州。
最近は茎葉が大型で新芽の色がよいオオバカナメモチ(大葉要黐)P.×fraseri(本種とオオカナメモチP.serratifoliaの雑種)の品種レッド・ロビンcv.Red Robin=セイヨウカナメモチが世界的に普及している。まれに中国産の小高木になるオオカナメモチも庭木として植えられる。[栽培]繁殖は挿木。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」ほかより]