2009年12月20日(日)、奥州市埋蔵文化財調査センターの所長日曜講座特別編”幻の絵巻「泰衡征伐物語」を読む”(全3回、講師:伊藤博幸、13:30~15:00)を聞きに、水沢区佐倉河に妻と行ってきました。の前を通っている広い道路の両側に街路樹として沢山植えられているサンシュユ(山茱萸)が真っ赤な実をまだ沢山付けていて、雪をかぶっていました。
サンシュユ(山茱萸) ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis
朝鮮、中国原産の落葉小高木~高木。日本には江戸時代中期(享保年間=1720年頃)に薬用植物として入ってきたが、現在は花木として植えられていることが多い。高さは5~15mになる。樹皮は灰褐色で鱗片状に剥がれる。葉は対生し、長さ4~10㎝の卵形または楕円形で先は鋭く尖る。裏面は有毛で、主脈の基部には褐色の毛のかたまりがある。花期は2~3月。花芽は球形で先が尖る。葉が出る前に枝一面に散形花序をつけ、黄色の小さな花を20~30個密に開く。花序の基部に褐色の総苞片が4個ある。花弁と雄しべは4個。早春に黄色い花が咲くのでハルコガネバナ(春黄金花)とも呼ばれる。果実は長さ1.5cmほどの楕円形で赤く熟す。用途:庭木、花材、乾燥した果実を漢方薬や薬用種などにする。最近セイヨウサンシュユ(西洋山茱萸)C.masも栽培されるようになった。園芸品種にバリエガタCornus mas cv.Variegataなどがある。栽培:強健なため栽培は容易であるが、花や果実をよく付けさせるためには日当たりを良くし、多肥や強剪定を避ける。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&「・園芸植物」などより]