2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯室」に植えられているコダチヤハズカズラ(木立矢筈葛)/ツンベルギア・エレクタが青紫色の花を咲かせていました。白花の「エレクタ」もあるそうです。名前に「カズラ(葛)」と付いているが、茎は直立しつる状ではないようです。
ツンベルギア・エレクタ / コダチヤハズカズラ(木立矢筈葛)キツネノマゴ科 ツンベルギア(ヤハズカズラ)属 Thunbergia erecta
ヤハズカズラ(ツンベルギア)属Thunbergiaは、中央・南アフリカ、マダガスカル、アジアの暖かい地域に100種以上がある。直立または登攀(とうはん)性の草本または低木。葉は対生で卵円形、披針形、心臓形またはやり形で鋸歯縁。平滑または毛がある。花は紫、青、黄または白色で腋生、単生または頂生の総状花序をつくる。
ツンベルギア・エレクタ(コダチヤハズカズラ)は、熱帯西アフリカ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の1.5~2mほどになる常緑小低木で、基部から多くの枝を出す。葉は対生し、長さ3㎝ぐらいで縁は波打つ。花は葉腋につけ濃青紫色で直径4㎝ぐらい。花の中心部(のど部)は濃黄色。筒の部分は白色で、3色のコントラストが美しい花である。白花品種もある。かなり周年開花性があり、鉢植えにしてもよく開花する。英名はbush clock vine,King's mantle。属名はスウェーデンのウプサラ大学の植物学教授ツンベリー(C.P.Thunberg、1743~1828)の名に因む。なお、ツンベルギアの仲間では、蔓性多年草で黄花のアラータ(ヤハズカズラ)も鉢物としてよく出回っている。
管理:寒さに弱い植物だが、性質は強健。陽光を好むので日当たりの良い所に置く。地域にもよるが、4月中旬頃から戸外に出して育てる。夏は半日陰。水はけのよい用土を好む。屋内でも寒い所で冬越ししたものは葉が落ちてしまう場合があるが、5~6月頃に芽を出すことがある。結実し難いので繁殖は挿し木。冬は室内で容易に越冬する。
http://annabelle.at.webry.info/200606/article_8.html [ツンベルギア・一花一葉/ウェブリブログ]
http://oktoshi2004.blog.so-net.ne.jp/2009-05-12 [ツンベルギア・エレクタ:光と風と:So-netブログ]