peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ツンベルギア・エレクタ / コダチヤハズカズラ(木立矢筈葛)

2009年12月30日 | 植物図鑑

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2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯室」に植えられているコダチヤハズカズラ(木立矢筈葛)/ツンベルギア・エレクタが青紫色の花を咲かせていました。白花の「エレクタ」もあるそうです。名前に「カズラ(葛)」と付いているが、茎は直立しつる状ではないようです。

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ツンベルギア・エレクタ / コダチヤハズカズラ(木立矢筈葛)キツネノマゴ科 ツンベルギア(ヤハズカズラ)属 Thunbergia erecta

ヤハズカズラ(ツンベルギア)属Thunbergiaは、中央・南アフリカ、マダガスカル、アジアの暖かい地域に100種以上がある。直立または登攀(とうはん)性の草本または低木。葉は対生で卵円形、披針形、心臓形またはやり形で鋸歯縁。平滑または毛がある。花は紫、青、黄または白色で腋生、単生または頂生の総状花序をつくる。

ツンベルギア・エレクタ(コダチヤハズカズラ)は、熱帯西アフリカ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の1.5~2mほどになる常緑小低木で、基部から多くの枝を出す。葉は対生し、長さ3㎝ぐらいで縁は波打つ。花は葉腋につけ濃青紫色で直径4㎝ぐらい。花の中心部(のど部)は濃黄色。筒の部分は白色で、3色のコントラストが美しい花である。白花品種もある。かなり周年開花性があり、鉢植えにしてもよく開花する。英名はbush clock vine,King's mantle。属名はスウェーデンのウプサラ大学の植物学教授ツンベリー(C.P.Thunberg、1743~1828)の名に因む。なお、ツンベルギアの仲間では、蔓性多年草で黄花のアラータ(ヤハズカズラ)も鉢物としてよく出回っている。

管理:寒さに弱い植物だが、性質は強健。陽光を好むので日当たりの良い所に置く。地域にもよるが、4月中旬頃から戸外に出して育てる。夏は半日陰。水はけのよい用土を好む。屋内でも寒い所で冬越ししたものは葉が落ちてしまう場合があるが、5~6月頃に芽を出すことがある。結実し難いので繁殖は挿し木。冬は室内で容易に越冬する。

http://annabelle.at.webry.info/200606/article_8.html [ツンベルギア・一花一葉/ウェブリブログ]

http://oktoshi2004.blog.so-net.ne.jp/2009-05-12 [ツンベルギア・エレクタ:光と風と:So-netブログ]


岩手県立花きセンターのメガスケパスマ・エリスロチラミス

2009年12月30日 | 植物図鑑

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2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯室」に植えられているめがスケパスマ・エリスロチラミス(「エリトロクラミス」と表記)が花を咲かせていました。高さは3mほどありました。(カメラのレンズが曇ってピンボケになってしまいました。)

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メガスケパスマ・エリスロチラミス キツネノマゴ科 メガスケパスマ属 Megaskepasma erythrochlamys

ベネズエラ、ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の一属一種の非耐寒性常緑小低木で、湿気がある日陰を好む。高さは3~4.5mになる。葉は対生し、披針形。長さ12~30㎝。花茎の先端に20~40㎝ほどの円錐花序を出し、赤い花苞が穂状に密生した中から、長さ6~7㎝の白~薄桃色の舌状の花を咲かせる。花はすぐしおれて垂れ下がる(散る)が、鮮紅色の赤い苞は長期間残り美しい。英名はブラジリアン・レッド・クロークBrazilian red cloak、cloakはマント(外套)のことなので、赤い苞をブラジル人の外套に例えたのかも。挿し木で殖やす。

下記のWebサイトには、素晴らしい画像が記載されています。

http://stewartia.net/engei/houseplant/Kitunemago_Ka/Megaskepasma.html [メガスケパスマ]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Megaskepasma.html [メガスケパスマ・エリトロクラミス]

http://www.botanic.jp/plants-ma/megery.htm [shu(^^)Homepage,メガスケパスマ・エリトロクラミス]


岩手県立花きセンターのパキスタキス・ルテア

2009年12月30日 | 植物図鑑

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2009年12月24日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の「花の館温室」内の「亜熱帯室」に植えてあるパキスタキス・ルテアが花を咲かせていました。少ししか花が付いていませんでしたが、後で見学した本館の傍にある「研修温室」内に植えられているものは花を沢山付けていました。

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研修温室のパキスタキス・ルテア Pachys tachys lutea

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パキスタキス・ルテア キツネノマゴ科 パキスタキス(ベニサンゴバナ)属 Pachystachys lutea

パキスタキス(ベニサンゴバナ)属 Pachystachsは、熱帯アメリカ、西インド諸島に6種ほどある低木または多年草。葉は対生、苞が美しいものもあり、花は黄、橙、赤、赤紫などがある。パキスタキス・ルテアは、ペルーからメキシコ(アメリカ熱帯雨林気候区)に分布する低木状草本で、高さ1.5mほどになる。葉は広針形で長さ7㎝ぐらい。よく分枝し、苗でもよく開花する。茎頂に穂状花序をつける。大きな苞をつけ、腋に唇形の花を1~4個開く。周年開花し、苞は長期間美しい。寒さにも強く、5℃以上で越冬する。ハダニとカイガラムシに注意する。ほとんど結実しないので挿し木で殖やす。[以上、誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑「観葉植物」より]