peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区佐倉河の食用菊 2012年11月4日(日)

2012年11月06日 | 植物図鑑

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2012年11月4日(日)、奥州市水沢区佐倉河の県道270号線(旧4号線)沿いにある畑に植えられているショクヨウギク(食用菊)が、黄色い花を沢山咲かせていました。

http://map.goo.ne.jp/mapb.php?MAP=E141.8.34.31N39.10.20.448&icon=on&asc=&ZM=10&MT=&sw=&P=1005E141.8.34.31N39.10.20.448&P2=1202E141.8.30.800N39.10.13.290&SZ=2[奥州市水沢区佐倉河「梨畑」付近(goo地図)

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ショクヨウギク(食用菊) キク科 キク属 

お馴染みのキクのうち、「食用ギク」として青果物店の店先に出るのは、黄色花の甘菊系のもの。食用にしたり、薬用にするのは、この種類である。薬用部分は花、採取時期は秋。生薬名:菊花(きくか)。平安時代の中ころに出た「延喜式(えんぎしき・927年)」の典薬寮の中に、黄菊花(おうぎくか)の名が見えるので、このころすでに薬として用いられていたことは明らかである。

今日の栽培ギクのもとになったキクは、天平時代の終わりごろに中国から入ったもので、平安の初期には、すでに中国の故事にならって、旧暦の9月9日に重陽の宴が宮中で催され、天皇が臣下に菊花酒を賜り、無病息災、長寿延年の縁起を祝うようになった。

食用ギクを薬用に:「薬用ギク」という名のキクはなくて、食用になるキクを薬用に使う。食用ギクの主産地は、青森県八戸市を中心とした農村で、阿房宮(あぼうきゅう)という種類を栽培して出荷している。また食用ギクは生のままでは保存ができないので、花弁を蒸して乾燥した菊海苔(きくのり)にして生産している。

長寿の薬に:中国本草の古典「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には、「久しく服すれば、血気を利し、身を軽くし、天年を延べる」とあって、長寿の薬としている。また、「名医別録」には、「腰痛去来して陶々たるものを療じ、胸中の煩熱を除き、腸、胃を安んじ、五脈を利し、四肢を調える」とある。キクが薬として腰の痛み(ここでは関節炎やリウマチのような痛み)を除き、胃腸の働きをよくして、からだ全体の調子をととのえるという効能を述べている。

調整法:秋に花を摘み取り、緑の総苞を除いた花弁のみを日干しにして保存する。

成分:アデニン、コリン、アピゲニンの配糖体などを含んでいる。

薬効と用い方:咳(せき)止めに乾燥した菊花5~10gを水200mlで煎じて、煮立ったら火を止め、2~3回に分けて空腹時に服用する。砂糖少々を加えて飲んでもよい。[主婦の友社発行「薬草カラー図鑑1」(伊沢一男・著)より]

http://biwa118.web.fc2.com/sanyasou/syokuyougiku.htm [ショクヨウギク(食用ギク)/菊花(キクカ)]

http://www.ntyk.net/yasai/140.html [ショクヨウギク:野菜のきょうしつ]

http://hatazakura.air-nifty.com/blog/2012/09/926-8028.html [ショクヨウギク(料理菊・もってのほか):草木365日]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36208220&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:金ケ崎町の食用菊]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36202738&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:のキク/食用菊?]


一関市東山町文化祭・生け花展のピンクッション&菊  2012年11月4日(日)

2012年11月06日 | 植物図鑑

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(上)Red Pincushion(レッド・ピンクッション)と呼ばれているヤマモガシ科 レウコスペルマム属の花。

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2012年11月4日(日)、東山地域交流センター(一関市東山町長坂字町335-1)で開催中の「一関市東山文化祭(長坂会場)」の作品展などを見に行って来ました。ロビーが展示場の「生け花展」には、黄色や白色のキク(菊)が生けられていたものが2~3点ありました。また、朱色の変わった花をつけた植物も生けられていました。キクではなく「ピンククッション」と呼ばれているヤマモガシ科レウコスペルマム属の植物でした。

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ピンクッション ヤマモガシ科 レウコスペルマム属 Leucospermum cordifolium

学名はレウコスペルマム。南アフリカ原産の半耐寒性低木(熱帯植物)。「ピンククッション」という英名の通り、針刺し状の花を咲かせる切り花用等のために生産されているのはほとんど「レウコスペルマム・コルディフォリウム」とその改良種。「ピンククッション」の代表的な品種にはハワイゴールド(Hawaii Gold)がある。生け花やフラワーアレンジメントに用いられる。[下記Webサイトより]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/maui-pincushions.html [マウイのピンクッション]

http://hc.minhana.net/photo?msg_id=49724 [みんなの花図鑑:写真詳細]

http://yuukakoubou.naganoblog.jp/e831899.html [ピンクッション]

http://www.ffj.jp/hanakotoba/hinku.htm [ピンクッション]

http://hanatokurasu.m1967.com/2006/04/post_63.html [レウコスペルマム(ピンクッション)]

キク科 デンドランセマ属 Dendranthema:ヨーロッパ及び東アジア、中央アジアに約20種が分布する多年草。基部は木本化することがある。花色は白、黄、紫など。属名は「樹の花」の意。

キク(菊) キク科 デンドランセマ属 Dendranthema×grandiflorum

キクの学名は、従来クリサンセマムChrysanthemum×morifoliumが用いられてきたが、現在は表記のように改められた。ただし、一般的に栽培ギクをいうときにはChrysanthemumとする。

現代のキクは、中国北部の白花のチョウセンノギクD.zawadskiiとの雑種ができ、さらにいろいろな種が交雑されて成立したものだという。日本では平安初期には栽培されていた。江戸中期から変わり咲きが生まれ、厚物、管物、広物などの大菊、それに江戸、伊勢、嵯峨、肥後などの中菊ができた。

営利栽培用としては、自然開花時期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊に分けられ、さらに電照や遮光処理によって開花調節が行われている。1960年代にはスプレーギクSpraymumも導入された。花卉類の中では営利生産される量が最も多い。(以下省略)[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%AF [キク(Wikipedia)]

http://www.hana300.com/kiku00.html [菊(キク):季節の花300]

http://www.hana300.com/kiku00.html [キク]