2012年11月11日(日)、特定非営利活動法人 野村胡堂・あらえびす記念館(紫波郡紫波町彦部)に行ってきました。
記念館から西方500mほど離れた所にある農家と思われる民家の門口に植えられているナツメ(棗)の木が、赤褐色に熟した球果を沢山つけていました。
ナツメ(棗) クロウメモドキ科 ナツメ(ジジフス)属 Ziziphus jujuba.var.inermis
中国北部原産の落葉小高木。中国では重要な果樹の一つだが、日本では果樹としては普及しなかった。高さは普通3~5m、大きいものは10mにもなる。枝には托葉が変形した刺がある。葉は単葉で互生し、長さ2~5㎝の楕円形または卵状楕円形で光沢があり、3本の脈が目立つ。葉縁には細鋸歯がある。
6月頃、葉のつけ根に黄緑色の小さな花が数個ずつつく。花弁、雄しべ、萼片はともに5個。雌しべは1個。花弁は萼片より小形。果実は長さ2~3㎝の楕円形の液果で、秋に黄褐色~暗赤色に熟す。生で食べたり、乾燥して菓子用にするほか、薬用にも利用される。果期:9~10月。
母種のサネブトナツメには托葉の変化した刺が多い。和名の「ナツメ」は、芽が出るのが初夏なので「夏芽」に由来する。「棗」は中国名。
栽培:繁殖は実生、株分け、根挿し、接木。日当たりの良い乾燥地に適する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35656071&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:宮城県白石城のナツメ(棗)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32391697&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:ナツメ(棗/夏芽)/後三年合戦の地を訪ねて]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41144838&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:奥州市水沢区黒石町のナツメ(棗/夏芽)]