(下)真湯野営場の山側の急斜面が5年前の大地震で大規模に崩落したため「治山山腹工事」が行われていました(まだ、黄色と黒の綱で「立入禁止」の部分がありました)が、ほぼ終了していました。
(上)「巨木の森」も大きな木が何本も倒れて、すっかり明るくなってしまいました。
2013年6月17日(月)、真湯の真湯温泉付近を散策しました。毎年3~4回ほど行くのですが、今年はこれが初めてでした。国道342号線の真湯ゲートのすぐ近くにある公衆トイレの傍に車を駐め、真湯野営場(キャンプ場)の方へ歩いて行ったら、公衆トイレの近くに生えているアオヤギソウ(青柳草)が、今を盛りと花を咲かせていました。
アオヤギソウ(青柳草)ユリ科 シュロソウ属 veratrum maackii var.parviflorum
丘陵から山地、亜高山にかけての湿った草地や林の中に生える多年草。高さは15~60cm。葉は茎の下部に集まってつき、長さ20~30cmの細長い楕円形で、、基部は鞘状になって茎を包んで いる。葉の幅は変化が多く2~8cm。上部の葉は細長く柳に似る。
6~8月、茎の上部に直径約1cmの黄緑色の花が多数つく。花びら は6枚。雄しべまたは雌しべのない花がある。 草姿も花形も同じで、花色が暗紫褐色の「シュロソウ(棕櫚草)」という草がある。このシュロソウの花から暗紫色の色素がなくなって緑花になったのが、アオヤギソウだという。和名の「アオヤギソウ」は、花が緑色なので「アオ」。昔は緑色を アオ(青)といった。さらに上部の葉は柳の葉に似ていることによる。 分布:北海道、本州(中部地方以北)。なお、アオヤギソウの高山型を「タカネアオヤギソウ」といい、シュ ロソウの高山型を「タカネシュロソウ」という。
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A2%A5%AA%A5%E4%A5%AE%A5%BD%A5%A6 [peaの植物図鑑:真湯のアオヤギソウ(青柳草) 2007年6月24日]