2013年6月20日(木)、一関市東山町の唐梅館公園に行ってきました。城址の近くまで車で一気に登って周辺を散策しました。車を降りて城址の登って行く道の途中に植えられているミヤマザクラ(深山桜)が色付き始めた実を沢山付けていました。
唐梅館公園案内板が立てられている頂上付近の平地に植えられているミヤマザクラ(深山桜)の果実。赤く色づきはじめていました。果実は黒く熟す。果柄は紅色を帯び、緑色の苞が目立つ。
ミヤマザクラ(深山桜) バラ科 サクラ属 Prunus maximowiczii
山地から亜高山にかけて生える落葉高木。高さは普通7~10m、大きいものは15mほどになる。樹皮は紫褐色。葉は互生し、長さ4~8㎝の倒卵状楕円形で、縁には欠刻状の重鋸歯がある。葉の両面と葉柄には毛がある。花期はほかの桜よりかなり遅く、5月下旬から6月に葉が開いてから咲く。直径2㎝ほどの白い花が5~7個ずつ総状につく。花弁は丸く、先端に切れ込みがない。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
ミヤマザクラ(バラ科) Prunus maximowiczii Ruprecht
特徴:山地の比較的日当たりの良い所に生育する落葉小高木。幹は直立し、高さ10~15m、胸高直径30㎝になる。樹皮は紫褐色で横に長い皮目がある。若い枝には毛が著しい。葉身は倒卵状長楕円形で先は尾状に鋭く尖り、基部は広いくさび形または切形で、縁には鋭い重鋸歯がある。葉の両面にねた毛があり、特に裏面の脈上に多い。
花は6月、葉よりも少し遅れて開き、葉腋から出る総状または散房状の花序に4~10個集まって咲く。花弁は5枚で白色、広楕円形で先は円形である。花冠は径2㎝ぐらいで水平に開く。花軸の付け根の苞は卵形で鋸歯があり、花後にも残り、目立つ。果実は球形、黒色に熟し、果肉は苦い。分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では山地にやや稀に見られるが、姫神山山頂周辺の南東斜面や岩手山北東斜面の焼走り溶岩流の縁辺部に多く見られる。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦 編著)」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37541968&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町「唐梅館森林公園」のミヤマザクラ(深山桜) 2011年5月25日(水)]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%DF%A5%E4%A5%DE%A5%B6%A5%AF%A5%E9 [peaの植物図鑑:ミヤマザクラ(深山桜)]