2013年12月1日(日)、岩手県金ケ崎町の「城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」内を散策しました。ここには何度も行きましたが、ほとんど同じ所ばかり散策していたので、今回は、今まで歩いたことがない所を歩いてみました。この保存地区にある家では、武家屋敷でない家でも生垣などを維持して、緑豊かなしっとりと落ち着いた環境維持に努めており感心しました。(下のポンプ庫は木造で環境に配慮したものになっていました。)
民家の裏の杉の木の下に生えていたヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)が、赤く熟した実を沢山付けていました。赤い実をヒヨドリが好むことからついた名前だそうです。
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) ナス科 ナス属 Solanum lyratum
林の縁などに生えるつる性の多年草。全体に腺毛が多く、葉柄でほかの木などに絡みつく。葉は互生し、長さ3~10㎝の卵形。下部の葉には深い切れ込みがある。茎や葉には柔らかい毛が密生する。8~9月、花のつく枝は葉と対生して柄を伸ばし、直径約1㎝ほどの白い花をまばらにつける。5個の花弁は反り返る。果実は液果で直径8㎜ほどの球形。10~12月頃真っ赤に熟す。和名は、ヒヨドリ(鵯)がこの赤い果実を好んで食べることによる。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/f7e7c469de8ab691751f00537434901b [peaの植物図鑑:奥州市江刺区のヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)] ヒヨドリジョウゴ ナス科 ナス属:山のつる草だが、都市にも神出鬼没に生える。上戸(じょうご)は酒に強い人。赤く赤く酔ったような実をヒヨドリが好み、運ぶ。佐藤春夫は自身の秋の七種(ななくさ)に「からすうり ひよどりじょうご あかまんま かがり、つりがね、のぎく、みづひき」と。「かがり」はヒガンバナ。茂吉は子規三十三回忌で「われは愛(め)でつ」と詠む。[朝日新聞社発行「花おりおり 愛蔵版その四(湯浅浩史・文)」より] https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35827494&blog_id=82331[peaの植物図鑑:胆沢郡金ケ崎町のヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)2010年10月14日(木)]