2013年12月19日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。大温室の「海外の原種椿」コーナーの前に、桃色と白色の花を沢山つけたマーガレットが展示されていました。
キク科 アルギランセマム属 Argyranthemum:カナリア諸島を中心に22種が自生する。多年草で小低木状になる。
マーガレット キク科 アルギランセマム属 Argyranthemum frutescens
カナリア諸島原産の半耐寒性常緑多年草で、草丈は20~120㎝。茎の基部は木化するが耐寒性は低い。但し潮風には強く、わが国では伊豆半島の無霜地帯でよく栽培されている。頭花は径5㎝ほどで、舌状花は白色。日本へは明治時代に初めて導入されたが、その品種は塩害には弱かった。暖地では冬越しして茎が木質化するため、モクシュンギク(木春菊)とも呼ばれる。また、キダチカミツレとも呼ばれる。
出回っている園芸品種のほとんどが、原種フルテスケンスからつくられており、やや大輪の花を株いっぱいに咲かせる。一重の白花種が清楚な草姿で人気が高いが、シュンギクとの交配種の黄花や桃花種、また最近ではオレンジ色の花を咲かせるものもある。一重のほか八重や丁字咲き、鉢花に向く20㎝ほどの矮性種から120㎝ぐらいになる切り花用の高性種まで、様々なものが栽培されている。
一重咲きで黄色のキバナマーガレットや桃色、また桃色八重咲きや丁字咲きの’ピンク・マジック’cv.Pink Magicなどの品種がある。日本でも’チェルシー・ガール’cv.Chelsea Girlなど他種との交雑種が育成されている。用途:鉢植え、庭植え、切り花。
丁字咲き:キク科植物などの花形のひとつ。管状花が発達して全体が半球状になるもの。
栽培管理:日光を好むので日当たりと風通しの良い戸外に置く。こまめに花がらを摘み、すべての花が終わったら3分の1程度切り戻して涼しい半日陰に置く。寒冷地では冬は室内に取り込む。挿し芽で殖やす。関東地方では降霜で枯れるので、冬期はその対策が必要である。花期:3~6月。出回り時期:12~7月。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36915686&blog_id=82331 [世界の椿館・碁石のマーガレット/モクシュンギク(木春菊)2011年2月16日(水)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36921563&blog_id=82331 [世界の椿館・碁石のマーガレット(その2)2011年2月16日(水) ]
http://www.e-niwa.co.jp/knowledge/mame026/index.html [マーガレット:園芸の豆知識026:Re Garden リ・ガーデン:新和造園株式会社]