2013年12月1日(日)、胆沢郡金ケ崎町の「城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」を散策しました。今回は、「白糸まちなみ交流館」や北上川に架かる「金ケ崎橋」の方角には行かず、「表小路」から、北側へ向かう小道(「諏訪小路」)を歩いてみました。
金ケ崎神社(諏訪神社)の前を通り、旧坂本家侍住宅を過ぎ、150mほど進みました。右側にある旧武家屋敷の民家の庭に群生したヤブコウジ(藪柑子)が、赤く色づいた実を沢山付けていました。
(上)群生したヤブコウジ(藪柑子)が、赤い実を沢山付けていた旧武家屋敷の民家
(上と下4つ)巨大な盆栽が沢山立っている旧武家屋敷・細目(ほその)家の庭園
http://www.town.kanegasaki.iwate.jp/01town/04denken/kenchiku1.html [金ケ崎町「城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」]
⑯細目家庭園
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細目家は、仙台藩直属の家臣、御給主でした。屋敷は約1000坪あり、石積み、ドウダンツツジ、サツキツツジ混植の大玉物とアイクロ松の主庭は、他に例を見ません。 |
(上)隣接する旧武家屋敷は、「あおば治療院」。
(上)諏訪小路:旧坂本家侍住宅から160m。(下)すぐ近くの旧武家屋敷。垣根のすぐ内側に赤い実を沢山付けたヤブコウジ(藪柑子)が群生していました。
ヤブコウジ(藪柑子) ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 Ardisia japonica
山地の樹林の中などに生える常緑小低木。木陰によく群生し、高さ10~25㎝になる。地下茎を延ばして殖えるので、群生することが多い。葉は3~4個が輪生状に互生し、長さ4~13㎝の長楕円形で、厚くて光沢がある。縁に細かい鋸歯がある。
7~8月、葉や鱗片葉の腋から花序を出し、直径5~8㎜の花を散形状に2~5個下向きに開く。花冠は白色で5裂する。雄しべは5個。雌しべは1個。果実は直径5~7㎜の球形で、10月頃赤く熟す。用途:庭木、鉢植え。分布:北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、朝鮮南部、中国、台湾。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
(上)栃の葉書房発行「趣味の山野草」2013年1月号より
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36007791&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「千厩秋の山野草展」のヤブコウジ(藪柑子)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=39658877&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市山目町のヤブコウジ(藪柑子)&ヒヨドリ(鵯)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38548922&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩「秋の山野草展」のオオミヤブコウジ(大実藪柑子)]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%E4%A5%D6%A5%B3%A5%A6%A5%B8 [peaの植物図鑑:一関市中央町のヤブコウジ(藪柑子)ほか]