2013年12月1日(日)、胆沢郡金ケ崎町の「城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」を散策しました。今回は、「白糸まちなみ交流館」や北上川に架かる「金ケ崎橋」の方角には行かず、「表小路」から、北側へ向かう小道(「諏訪小路」)を歩いてみました。
金ケ崎神社(諏訪神社)の前を通り、旧坂本家侍住宅を過ぎ、100mほど進むと、武家屋敷の端と思われる所(「あおば治療院」)に着きました。そこから先、右手に進む道が2つに分かれていて左は江刺区方面、右はさくら堤公園方面となっていました。
右の道に進み宿内川に架かる「庄兵衛坂橋」を渡り、右側に進みました。宿内川に沿った道を川下に向かって歩いていたら、ダイサギ(大鷺)と思われる白い羽をした鳥が餌を探していました。
(下)庄兵衛坂橋から宿内川の上流を見た風景
(下)庄兵衛坂橋から宿内川の下流を見た風景。500mほど下った所で北上川に注いでいました。
(上)「桜つつみ公園」から「庄兵衛坂橋」方面を見た風景。(下)宿内川に沿った道は、ここで「諸車通行止め」になっていました。
(上と下5つ)この辺りの堤防上には「ヤエザクラ」や「ソメイヨシノ」などの桜の木が沢山植栽されていました。「桜つつみ公園」の中心地のようです。
(上と下)「桜つつみ公園」には東小屋や机とベンチが整備されていました。
(上と下)「桜つつみ公園」(宿内川堤防)の南側は、広大な畑と原野が広がっていました。すぐ近くに「風の子農園」の表示板が見えました。
(下)南側の端には北上川とは違う川が見えました。
(上と下)宿内川に沿った道を歩いて行ったら、対岸の高台に「金ケ崎城跡」が見えました。
(上と下)対岸のススキ(薄・芒)が群生している所に「ダイサギ(大鷺)」と思われる白い羽をした鳥が餌を探していました。(小さくて良く見ないとわかりません。)
(上と下3つ)「ダイサギ(大鷺)」と思われる白い羽をした鳥を、もっと大きく撮りたいと思って近づいて行ったら、直ぐに飛んで行ってしまいました。
ダイサギ(大鷺)Great Egret コウノトリ目 サギ科 Ardea alba
「オオダイサギ」と「チュウダイサギ」があるようですが、体長は90㎝ほど。全体が白く、虹彩は淡黄色。目先は黄色く、青味がある。嘴は橙黄色。足は黒く、脛節が肉色の個体もいる。頸は縮めて飛ぶのがふつう。足は尾羽よりも出て、跗蹠の関節部分に尾羽が覆い被さる程度。脛節と跗蹠の一部が肉色をしている。
時期:夏鳥、漂鳥。一部冬鳥。環境:河川、湖沼、池、水田、湿地、河口、干潟など。行動:平地から丘陵などにある林に、他のサギ類と混じってコロニーをつくる。体に水がつかない程度の深さの水辺をゆっくりと歩いて魚類を探す。ときどき立ち止まって水面をじっとにらんでいる。魚を嘴で挟んだり、刺したりして捕る。カエルやザリガニなども捕る。鳴声:地上ではあまり鳴かず、飛び立つときにしわがれた声で「ガア」と鳴く。採食のための縄張りに侵入する他のダイサギを「ガァァァ」「ガガガ…」と鳴いて追い払う。特徴:雌雄同色。日本にいる白サギ類の中で最も大きい。成鳥夏羽の嘴は黒く、目先は青い。肩羽の一部が長くのびた飾り羽があり、背から尾羽の上を覆っている。成鳥冬羽では短い飾り羽のある個体もいるが、大部分の成鳥や幼鳥では飾り羽がない。嘴は黄色で、脛節は淡黄色。[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑7・日本の野鳥」より]