peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のイワガネソウ(岩ケ根草) 2013年11月28日(木)

2013年12月12日 | 植物図鑑

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2013年11月28日(木)、一関市東山町長坂字北山谷山谷川に沿った県道237号線(西本町~田河津字高金線)から、山谷川を越えて東山町総合体育館や多目的グラウンド方面に向かう山道を散策しました。落葉樹がすっかり葉を落としてしまった景色の中で、シダの仲間イワガネソウ(岩ケ根草)と思われる常緑の植物が青々とした葉を広げていました。

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(上と下)東山町長坂字北山谷の山谷川につくられている「潜り道」。水が少ない時はコンクリートの下にある土管から水が流れているが、雨が降って増水した時は潜ってしまう道。

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(上)この潜り道から見た山谷川上流の景色。(下)この潜り道から見た山谷川下流の景色。

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(上)山谷川を越えて東山町総合体育館側に通じている山道(体育館側から見た景色)。

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イワガネソウ(岩ケ根草) ホウライシダ科 イワガネゼンマイ属 Coniogramme japonica

山地の林の中や森のへりのしっとりした場所に自生する。岩場以外に自生することが多く、名前のような場所に自生しているとは限らない。和名は、名前が付けられる対象になった株が、岩場の下の方に自生するか、または石と石との間に入った形で自生していたことで”岩”の付く名前がつけられたものと思われる。

葉の中央の茎(中軸)から左右へ細長い葉(「羽片」という)が伸びている。羽片は1つの独立した葉で、複数ある。このタイプを「1回羽状複葉」という。葉裏の葉脈の中央部分は、網目状になる。高さは40~100㎝。分布:北海道から南西諸島まで広く分布する。

仲間には、本種にそっくりで葉脈に網目がないイワガネゼンマイ(岩ケ根銭巻)がある。「ゼンマイ」は、葉の構成がゼンマイの葉に似るからである。

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[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(秋冬)」より]

http://matsue-hana.com/hana/iwaganesou.html [イワガネソウ(岩ケ根草)