2015年9月5日(土)、一関市大東町摺沢字石倉の国道343号線沿いにある民家の塀の上方に見える大きく成長したヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)が、黒紫色に熟した実を沢山付けていました。
(上と下)まだ緑色の実もついている。熟すと黒紫色になり、よく目立つ。
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属 Phytolacca americana
北アメリカ原産の多年草で、アメリカヤマゴボウとも呼ばれる。明治初期に日本に入り、現在では空き地や道ばたなどに雑草化している。茎は太くて赤みを帯び、高さ1~2mになる。葉は長さ10~30㎝の長楕円形。6~9月、わずかに紅色を帯びた小さな白い花が長い穂になって多数つく。花は直径5~6㎜で、花弁は無く、花弁状の萼片がふつう5個ある。果実は直径約1㎝の扁球形で、黒紫色に熟す。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]