2015年9月23日(水)、一関市東山町と奥州市前沢区と胆沢郡平泉町に跨っている束稲山(たばしねやま:標高596.7m)に行ってきました。マイカーで東山町田河津の方から登って、頂上への登り口で降りて歩きました。登り口の所から100mほど離れた道路沿いに生えているオヤマボクチ(雄山火口)と思われる植物が、暗紫色の花をつけていました。
オヤマボクチ(雄山火口)キク科 ヤマボクチ属 Synurus pungens
火口の名の起こりは、葉の裏面に密生している綿毛を集めて、火口(ほくち)に利用したことによる。また全体にいかつい感じがするということから、雄をつけたものらしい。山地の日当たりのよい草原に生える多年草。高さは1~1.5m。茎の下部の葉は長さ15~35㎝のほぼ卵形で基部はハート形。9~10月、枝先に直径4~5㎝の頭花を下向きにつける。暗紫色の花の集まりをクモ毛の多い総苞が包んでいる。分布:北海道、本州(岐阜県以北)、四国。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]