peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

束稲山のアブラチャン(油瀝青)の実  2015年9月23日(水)

2015年09月24日 | 植物図鑑

 2015年9月23日(水)、一関市東山町と奥州市前沢区と胆沢郡平泉町に跨っている束稲山(たばしねやま:標高596.7m)に行ってきました。マイカーで東山町田河津の方から登って、頂上への登り口で降りて歩きました。登り口から頂上まで自動車が通れる道がありますが、頂上にあるNHKなど沢山ある電波塔管理のためのもので、一般人の車は通行禁止のようです。頂上の標柱がある所から南側にあるNHKの電波塔の近くに生えているアブラチャン(油瀝青)丸い果実を沢山つけていました。 

 アブラチャン(油瀝青)クスノキ科 シロモジ属 Parabenzoin praecox

ムラダチともいう。渓流沿いなどに多い落葉低木~小高木。高さは3~6mになり、樹皮は皮目が多い。葉は互生し、長さ4~9㎝の卵形または楕円形。花期は3~4月。葉が出る前に淡黄色の小さな花が固まって付く。ダンコウバイに比べて枝が細く、花もやや小形。雌雄別株。果実は黄褐色に熟す。分布:本州~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 


束稲山のテンニンソウ(天人草) 2015年9月23日(水)

2015年09月24日 | 植物図鑑

2015年9月23日(水)、一関市東山町と奥州市前沢区と胆沢郡平泉町に跨っている束稲山(たばしねやま:標高596.7m)に行ってきました。マイカーで東山町田河津の方から登って、頂上への登り口で降りて歩きました。登り口から頂上まで自動車が通れる道がありますが、頂上にあるNHKなど沢山ある電波塔管理のためのもので、一般人の車は通行禁止のようです。頂上に群生しているテンニンソウ(天人草)が未だ花を咲かせていました。

 テンニンソウ(天人草)シソ科 テンニンソウ属 Leucosceptrum japonicum

 山地の落葉樹林内などに生える多年草。群生することも多い。高さは50~100㎝。茎は四角形で、基部は木質化する。葉は対生し、長さ10~25㎝、幅3~9㎝の長楕円形で、先は鋭く尖る。9~10月、淡黄色の小さな唇形花がびっしりと集まった花穂(かすい)をつける。花は下の方から咲き、花から突き出た長い雄しべと雌しべがよく目立つ。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


束稲山のカマツカ(鎌柄)の真っ赤な実  2015年9月23日(水)

2015年09月24日 | 植物図鑑

2015年9月23日(水)、一関市東山町と奥州市前沢区と胆沢郡平泉町に跨っている束稲山(たばしねやま:標高596.7m)に行ってきました。マイカーで東山町田河津の方から登って、頂上への登り口で降りて歩きました。登り口から頂上まで自動車が通れる道がありますが、頂上にあるNHKなど沢山ある電波塔管理のためのもので、一般人の車は通行禁止のようです。頂上に生えているカマツカ(鎌柄)の木が真っ赤に塾した実を枝にびっしりと沢山つけていました。

(上と下)束稲山(たばしねやま:標高596.7m)頂上を示す標柱。沢山の萱に隠れて見えにくくなっていました。(それにしても何ともお粗末な標柱ですね!)

カマツカ(鎌柄)バラ科 カマツカ属 Pourthiaer villosa var.laevis

 材が丈夫で折れにくいので、鎌の柄によく利用されたことからこの名がある。また、材を曲げて牛の鼻輪をつくったことから、ウシコロシの名もある。山野に生える落葉小高木。高さは普通3~5m。白い花も赤い実も美しいので、庭などにも植えられる。樹皮は暗灰色。葉は互生し、長さ4~8㎝の倒卵状長楕円形で、縁には細かい鋸歯がある。4~5月、直径8㎜ほどの白い花が多数集まって咲く。果実は長さ約7㎜の楕円形で秋に赤く熟す。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]