2015年9月27日(日)、一関市のわが家のアケビ(木通)とミツバアケビ(三葉木通)が熟して口を開けていました。実だけ見たら違いがわかりませんが、葉を見ればその違いがわかりす。我が家のは、大きくてずんぐりしているのは大抵ミツバアケビです。
アケビ(木通)アケビ科 アケビ属 Akebia quinata:熟した果実が大きく縦に割れるので、開け実からアケビになったといわれる。山野によく見られる落葉つる性木本。庭などにも植えられる。葉は5個の小葉がある掌状複葉。小葉は長さ3~6㎝の長倒卵形。4~5月、淡紫色の小さな花が垂れ下がって咲く。同じ花序に雄花と雌花が混じってつく。雄花は直径1㎝ほどで、花序の先端部に数個つく。雌花は直径約2.5㎝と大きく、花序の基部に1~3個つく。果実は長さ6~10㎝。アケビの仲間の果肉は種子が多いのが難点だが、甘くておいしい。果皮は炒めものに、若芽もお浸しなどにして食べる。ツル(蔓)は丈夫で、籠(かご)の材料としてよく利用される。分布:本州~九州。
ミツバアケビ(三葉木通)アケビ科 アケビ属 Akebia trifoliata:アケビに似ているが、葉の小葉は3個で、小葉は幅が広く、縁には波状の鋸歯がある。花は濃い紫色で、雄花は直径約5㎜、雌花は直径約1.5㎝。果実は長さ6~10㎝。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]