peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

我が家のアケビ(木通)&ミツバアケビ(三葉木通)の実  2015年9月27日(日)

2015年09月27日 | 植物図鑑

 

2015年9月27日(日)、一関市のわが家のアケビ(木通)ミツバアケビ(三葉木通)が熟して口を開けていました。実だけ見たら違いがわかりませんが、葉を見ればその違いがわかりす。我が家のは、大きくてずんぐりしているのは大抵ミツバアケビです。

 アケビ(木通)アケビ科 アケビ属 Akebia quinata:熟した果実が大きく縦に割れるので、開け実からアケビになったといわれる。山野によく見られる落葉つる性木本。庭などにも植えられる。葉は5個の小葉がある掌状複葉。小葉は長さ3~6㎝の長倒卵形。4~5月、淡紫色の小さな花が垂れ下がって咲く。同じ花序に雄花と雌花が混じってつく。雄花は直径1㎝ほどで、花序の先端部に数個つく。雌花は直径約2.5㎝と大きく、花序の基部に1~3個つく。果実は長さ6~10㎝。アケビの仲間の果肉は種子が多いのが難点だが、甘くておいしい。果皮は炒めものに、若芽もお浸しなどにして食べる。ツル(蔓)は丈夫で、籠(かご)の材料としてよく利用される。分布:本州~九州。

ミツバアケビ(三葉木通)アケビ科 アケビ属 Akebia trifoliata:アケビに似ているが、葉の小葉は3個で、小葉は幅が広く、縁には波状の鋸歯がある。花は濃い紫色で、雄花は直径約5㎜、雌花は直径約1.5㎝。果実は長さ6~10㎝。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


束稲山のヤマウルシ(山漆) 2015年9月23日(水)

2015年09月27日 | 植物図鑑

2015年9月23日(水)、一関市東山町と奥州市前沢区と胆沢郡平泉町に跨っている束稲山(たばしねやま:標高596.7m)に行ってきました。マイカーで東山町田河津の方から登って、頂上への登り口で降りて歩きました。登り口に近い道路沿いに生えているヤマウルシ(山漆)が、果実を沢山つけていました。紅葉も始まっていました。

ヤマウルシ(山漆)ウルシ科 ウルシ属 Phus tricohcarpa

山地に生える落葉小高木。高さは3~8mになる。葉は長さ25~50㎝の奇数羽状複葉で互生する。小葉は6~10対あり、長さ6~12㎝の卵状長楕円形で、両面とも短毛があり、裏面の脈上には特に多い。5~6月、葉のつけ根に黄緑色の小さな花を円錐状に多数つける。雌雄別株。果実は直径5~6㎜で、淡黄色のかたい毛で覆われている。外皮は取れやすく、すぐに白い中果皮が出てくる。秋の紅葉は美しいが、触ると被れるので注意が必要。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


束稲山のヤクシソウ(薬師草) 2015年9月23日(水)

2015年09月27日 | 植物図鑑

2015年9月23日(水)、一関市東山町と奥州市前沢区と胆沢郡平泉町に跨っている束稲山(たばしねやま:標高596.7m)に行ってきました。マイカーで東山町田河津の方から登って、頂上への登り口で降りて歩きました。登り口の所から100mほど離れた道路沿いに生えているヤクシソウ(薬師草)が、黄色い花を沢山咲かせていました。

 ヤクシソウ(薬師草)キク科 オニタビラコ属 Youngia denticulata

名前の由来については、最初に薬師堂のそばで見つけられたからとか、薬用にされたからとか、葉が薬師如来の光背に似ているからとか、いろいろな説があるが、あまりはっきりしない。山野の日当たりのよい所に生える2年草。よく枝分かれして、高さ30~120㎝になる。根生葉は花の頃には枯れている。茎につく葉は互生し、長さ5~10㎝、幅2~5㎝の長楕円形で、基部は後方に大きく耳状に張り出して茎を抱いている。花期は8~11月。枝先や上部の葉のつけ根に直径1.5㎝ほどの黄色の頭花をつける。頭花には筒状花はなく、舌状花だけでできている。舌状花の数は10個以上。葉が羽状に深く切れ込むものをハナヤクシソウF.pinnatipartitaという。

ナガバノヤクシソウ(長葉の薬師草)Y.yoshinoiは岡山県の石灰岩地にだけ生える1~2年草。高さは30~40㎝。葉の基部は茎を抱かず、ヤクシソウのように耳状に張り出した部分はない。頭花の舌状花は5個。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]