2015年9月19日(土)、一関市東山町長坂字柴宿から東本町、南磐井里の辺りを散策しました。バイパスができるまでは県道19号線(今泉街道)[JR大船渡線の線路下]だった市道沿いに造られている家庭菜園ほどの小さな畑に植栽されているイタリアントマトと思われるトマトが沢山赤く色づいていてとても綺麗でした。
イタリアントマト ナス科 トマト属 Lycopersicon esculentum
南アメリカ高地(アンデス地方)原産の多年草だが、普通は一年草として扱われる。本来つる性の植物で、茎はやや曲がりながら伸び、3mほどになり、羽状複葉を互生する。葉のつけ根に芽があるが、枝分かれしないように掻き取って育てられる。本来は春に種子を播いて、夏から秋に育てるが、現在では温室を使って栽培され、一年中出荷されている。
開花期は普通5~9月。茎の中ほどの葉のつけ根に直径2㎝ほどの黄色の小さな花が総状につく。花は放射状に切れ込み、花弁はクルリと反り返る。果実は扁球形の液果で、直径5~10㎝になり、赤く熟す。栽培されているのは果実が大きく酸味の少ない品種がほとんど。最近では、直径2~3㎝の小さな果実が多数つくミニトマトと呼ばれる品種も人気がある。食生活の洋風化とともに、トマトの生産量は年々増えている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「ヤマケイポケットガイド㉑野菜・果物」より]