peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のイタリアントマト 2015年9月19日(土)

2015年09月20日 | 植物図鑑

2015年9月19日(土)、一関市東山町長坂字柴宿から東本町、南磐井里の辺りを散策しました。バイパスができるまでは県道19号線(今泉街道)[JR大船渡線の線路下]だった市道沿いに造られている家庭菜園ほどの小さな畑に植栽されているイタリアントマトと思われるトマトが沢山赤く色づいていてとても綺麗でした。

 イタリアントマト ナス科 トマト属 Lycopersicon esculentum

 南アメリカ高地(アンデス地方)原産の多年草だが、普通は一年草として扱われる。本来つる性の植物で、茎はやや曲がりながら伸び、3mほどになり、羽状複葉を互生する。葉のつけ根に芽があるが、枝分かれしないように掻き取って育てられる。本来は春に種子を播いて、夏から秋に育てるが、現在では温室を使って栽培され、一年中出荷されている。

開花期は普通5~9月。茎の中ほどの葉のつけ根に直径2㎝ほどの黄色の小さな花が総状につく。花は放射状に切れ込み、花弁はクルリと反り返る。果実は扁球形の液果で、直径5~10㎝になり、赤く熟す。栽培されているのは果実が大きく酸味の少ない品種がほとんど。最近では、直径2~3㎝の小さな果実が多数つくミニトマトと呼ばれる品種も人気がある。食生活の洋風化とともに、トマトの生産量は年々増えている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「ヤマケイポケットガイド㉑野菜・果物」より]


一関市東山町のボタンクサギ(牡丹臭木)/クレロデンドルム 2015年9月19日(土)

2015年09月20日 | 植物図鑑

2015年9月19日(土)、一関市立東山小学校(旧長坂小学校、東山町長坂字南磐井里)の北側にある廃屋のような民家の庭に植栽されているボタンクサギ(牡丹臭木)/クレロデンドルム・ブンゲイが濃紅紫色の蕾をつけ、ピンク色の花を咲かせていました。

ボタンクサギ(牡丹臭木)/クレロデンドルム・ブンケイ シソ(クマツヅラ)科 クレロデンドルム(クサギ)属 Clerodendrum bungei

 別名:ヒマラヤクサギ。中国南部原産の耐寒性落葉低木。暖かい地方では観賞用に植えられる。樹高は70~100㎝、葉は対生し、長さ10~20㎝の広卵形。枝や葉に独特の悪臭があるが、小さな花が集まって咲き芳香を放つ。6~8月、枝の先端に小さな花が直径10~15㎝ほどのボール状のかたまりになってつく。花は濃桃色で、直径1.5㎝ほど。

同じ仲間のゲンペイクサギ(源平臭木)C.thomsoniaeは、つる性で、白い萼と赤い花弁のコントラストが美しく、鉢植えで育てられる。

育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。腐葉土を十分に入れて苗を植える。強健で、根づいたら水遣り不要。関東では地上部が枯れるが越冬。春に地際で切り生長を促す。[講談社発行「花を調べる花を使う四季の花色大図鑑」&山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市東山町のキーウィフルーツ 2015年9月16日(水)

2015年09月20日 | 植物図鑑

2015年9月16日(水)、一関市東山町長坂の「柴宿団地」と呼ばれている住宅街を散策した。メーン道路沿いにあるスーパーマッケットの隣接地に植栽されているキーウィフルーツが、果実を沢山付けていました。

(下)私の好きなキーウィフルーツ(グリーン)。ニュージーランド産の大きな果実で、酸味と甘味が私の好みに合ってているようで、毎朝1個食べています。「褐色の毛に覆われた果実がニュージーランドの国鳥キーウィに似ていることからこの名があるそうです。

 キーウィフルーツ マタタビ科 マタタビ属Actinidia chinensis

中国中・南部原産のシナサルナシをニュージーランドで改良した落葉性のつる性木本、果樹。高さは5~8mになる。別名:シナサルナシ、オニマタタビ。褐色の毛に覆われた果実がニュージーランドの国鳥キーウィに似ていることからこの名がある。葉は互生し、長さ8~15㎝の円形~卵円形で、裏面にはビロード状の綿毛がある。冬は落葉する。

花期は5~6月。葉のつけ根に直径3~4㎝の香りのよい白い花が咲く。雌雄別株。果実は原種では長さ5㎝以下だが、改良種では8㎝にもなり、晩秋に熟す。果肉は酸味と甘味があり、香りも良い。多くの品種がある。日本で生産が始まったのは1970年代と新しい。現在は輸入、国産が一年中出回る。食べ方:生食、ジュース、乾果、ジャム、果実酒など。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「ヤマケイポケットガイド㉑野菜・果物」より]

http://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/NZ/2014/07/kiwi.html [ニュージーランドの国鳥キーウィはどんな鳥?]


一関市東山町のキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)/ブルグマンシア 2015年9月19日(土)

2015年09月20日 | 植物図鑑

2015年9月19日(土)、一関市東山町長坂字柴宿から東本町の辺りを散策しました。東山小学校(旧長坂小学校)の校舎が見えるJR大船渡線下のガードで雨宿りしていたら目の前の農家と思われる民家の門口に植栽されているキダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)が、黄色とピンク色のラッパ形の大きな花を沢山咲かせていました。

 キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)/ブルグマンシア ナス科 ブルゴマンシア属 Brugmansia suaveolens

熱帯アメリカ(アンデス地方)原産の半耐寒性低木。高さは2m以上にもなり、秋には長さ15㎝ほどの白やピンク、オレンジ、黄色などの大きなラッパ形の花を下向きに咲かせる。別名:エンジェルストランペット。花は夕方から夜にかけて開き、甘い香りを放つ。

以前はダツラ(チョウセンアサガオ)属 Daturaに分類されていたが、幹が木質化し、花が下向きに咲くことなどから、現在はブルグマンシア属である。管理:年間を通して日によく当てる。東北南部以西では、秋に株を地際まで切り戻し、厚く土を盛って防寒すると越冬する。[西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」より]