peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のキツリフネ(黄釣舟) 2015年9月22日(火)

2015年09月22日 | 植物図鑑

2015年9月22日(火)、一関市東山町長坂字北山谷の旧道の川辺に生えているキツリフネ(黄釣舟)が、花を沢山咲かせていました。

 キツリフネ(黄釣舟)ツリフネソウ科 インパチェンス(ツリフネソウ)属 Impatiens noli-tangere

 山地の湿った林下や水辺などに生える一年草。花期は6~8月。花は黄色で内側に赤褐色の斑点があり、長さ3~4㎝。距の先は下に曲がり、ツリフネソウのように巻き込むことはない。咲きはじめの頃はよく閉鎖花をつける。ホウセンカと同じ仲間。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市東山町のツリフネソウ(釣舟草) 2015年9月22日(火)

2015年09月22日 | 植物図鑑

2015年9月21日(月)、県道19号線(今泉街道)の砂鉄川に架かる里前橋を渡り、砂鉄川に沿って走る市道を通って一関市東山町長坂字木和田堀~大木地区の方に行ってきました。大木簡易水道浄水場の近くに車を駐めて、下記の表示がある付近まで散策しました。農家と思われる民家の近くの斜面の草むらにツリフネソウ(釣舟草)が沢山花を咲かせていました。

 ツリフネソウ(釣舟草)ツリフネソウ科 インパチェンス(ツリフネソウ)属 Impatiens textori

細い柄の先にぶら下がって咲く花を花器の釣舟にたとえたもの。花を帆掛け舟に見立てたという説もある。水辺などの湿った所に生える一年草。高さは50~80㎝。茎は赤みを帯びるものが多く、節が膨らむ。葉は互生し、長さ5~15㎝の広披針形で、縁に小突起のある鋸歯がある。花期は7~9月。花は紅紫色で長さ3~4㎝。花が白色のものもある。

ツリフネソウの仲間の花は、いずれも花弁が3個ある。萼片も3個あるが、花弁と同じ色なので花弁のように見える。萼片のうちの1個は大きく袋状になり、先端は細長い距になっている。ツリフネソウの仲間の見分けのポイントはこの距で、ツリフネソウは距が渦巻き状に巻き込んでいる。果実は細い紡錘形で、熟すと果皮が裂けて種子が飛散する(ホウセンカと同じ仲間)。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市東山町のセンニチコウ(千日紅) 2015年9月19日(土)

2015年09月22日 | 植物図鑑

2015年9月19日(土)、JR大船渡線柴宿駅(一関市東山町長坂字柴宿)に造られている老人クラブ・長久会の花壇に植栽されているセンニチコウ(千日紅)が、紅紫色の花穂を沢山つけていました。

(下)黄色く見えているのが花で、紅紫色のものは小苞。沢山の花の集合体である。

 センニチコウ(千日紅)ヒユ科 センニチコウ属 Gomphrena globosa

熱帯アメリカ原産の一年草で、庶民的な草花として親しまれている。熱帯地方で広く栽培され、日本には江戸時代初期に入った。高さは普通20~30㎝になる。葉は対生し、長さ5~10㎝の長楕円形。夏から秋にかけて、小さな花が球状に集まった花穂(かすい)をつける。紅紫色やピンク、白などに色づいているのは花を包んでいる小苞で、花が終わっても色や形が変わらないので、ドライフラワーに利用される。長い期間観賞できるので、千日紅の名がある。センニチソウ(千日草)ともいう。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]