peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町摺沢のデロスペルマ・クーペリー(麗光)/耐寒性松葉菊 2015年9月5日(土)

2015年09月11日 | 植物図鑑

2015年9月5日(土)一関市大東町摺沢字石倉の国道343号線沿いにある民家の門口に植栽されているタイカンセイマツバギク(耐寒性松葉菊)/デロスペルマ・クーペリーが、濃いピンク色の花を沢山咲かせていました。

デロスペルマ・クーペリー /タイカンセイマツバギク(耐寒性松葉菊)ツルナ科 デロスペルマ属 Delosperma cooperi 

http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/ta-gyou/te/derosuperumaku-peri/derosuperumaku-peri.html [GKZ植物事典:デロスペルマ・クーペリ]

 https://minhana.net/wiki/%E3%83%87%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%83%AA [デロスペルマ・クーペリ:みんなの花図鑑]

http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2011/05/post-1949.html [ デロスペルマ・クーペリ:花図鑑]

マツバギク(松葉菊)ツルナ科 ランプランサス属 Lampranthus spectabilis

 

南アフリカのケープ地方原産の半耐寒性~耐寒性の常緑多年草。寒さに弱く、関東地方では房総や伊豆、湘南の海岸近くの霜の降りない地方に植えられている。茎はよく枝分かれし、石垣などの上に植えると、多肉質の茎葉が這うように広がり、垂れ下がって見事な株に育つ。葉は肉厚で長さ4㎝ほど。

5月上旬に直径6㎝ほどの菊に似た金属光沢のある花が株を覆うように咲く。花は濃いピンクのほか、白もある。花は日が当たると開き、夜間は閉じる。花期は短い。

ヒメマツバギク(姫松葉菊)ツルナ科 ランプランサス属 Lampranthus tenuifolius:南アフリカ原産の常緑の多年草。耐寒性があるので、長野県などの高冷地にも多く栽培されている。日のよく当たる石垣や傾斜地に植えると、一面に垂れて広がる。葉は対生し、多肉質で細長い。6~8月、茎の上部に直径3㎝ほどの花がびっしりと咲き、華やかに庭先を飾る。花の色は紫紅色のものが普通。マツバギク(松葉菊)は大形で寒さに弱く、花期が5月上旬だけと短いので区別できる。

近縁のデロスペルマ属耐寒マツバギクと呼ばれ、グラウンドカバーに利用されます。

管理:日当たりと水はけのよい場所で育てるが、石垣の上など乾きやすい所に適する。6~9月に挿し芽で殖やす。[西東社発行「色・季節でひける花の事典」(金田初代・文、金田洋一郎・写真)&山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市大東町摺沢のクズ(葛) 2015年9月5日(土)

2015年09月11日 | 植物図鑑

(上)この竹林の下を大船渡線が走っています。立木を覆い尽くしたクズ(葛)の葉で、下が良く見えません。

2015年9月5日(土)、一関市大東町摺沢字雲南田県道19号線(今泉街道)沿いの立木などを覆い尽くして伸び広がっているクズ(葛)が、紅紫色の花を沢山咲かせていました。

 クズ(葛)マメ科 クズ属 Pueraria lobata

山野にふつうに見られるつる性の耐寒性多年草。秋の七草のひとつ。太くて大きな根から葛粉をつくる。(現在「くず粉」の名で販売されているものは、大部分がジャガイモを原料にしたものだという)クズの名は奈良県の葛粉の産地・国栖(くず)に由来するといわれる。古くから、食料、薬用、衣料、飼料など、生活に結びついた有用な植物として利用されてきたが、繁殖力が旺盛で、今では害草となりつつある。

茎は長さ10m以上になることもある。葉は3出複葉で互生する。小葉は長さ10~15㎝の円形~楕円形で、裏面は白っぽい。根は生薬の葛根(かっこん)で、解熱剤などに使われる。7~9月、葉の脇に、甘い香りの長さ約2㎝の紅紫色の蝶形花が多数咲く。花は下から咲いていく。豆果は線形で長さ5~10㎝、褐色の剛毛が密生する。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&実業之日本社発行「花のいろいろ」より]