2015年9月16日(水)、一関市東山町長坂の「柴宿団地」と呼ばれている住宅街を散策しました。JR大船渡線側にある民家の畑(花壇)に植栽されているヒガンバナ(彼岸花)が、朱赤色の花を沢山咲かせていました。
ヒガンバナ(彼岸花)/マンジュシャゲ(曼珠沙華)ヒガンバナ科 リコリス(ヒガンバナ)属 Lycoris radiata
秋の彼岸の頃に花が咲くことからこの名がある。マンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいう。秋の深まりを感じさせる花のひとつ。中国原産の多年草で、古い時代に日本に入ったと考えられている。田の畦(あぜ)や土手、人家の周辺、墓地などに生え、群生することが多い。花期は9~10月。花茎は高さ30~50㎝になり、先端に朱赤色の花が多数集まってつく。花には長さ4㎝ほどの細い花びらが6個あり、強く反り返っている。雄しべと雌しべは葉の外に突き出る。花が終わった晩秋に葉が伸び出し、越冬して翌年春には枯れてしまう。葉は光沢のある深緑色で厚く、長さ30~60㎝の線形。有毒植物だが、鱗茎を擂り潰して、水でよく晒せば食用になる。昔、飢饉のとき利用した。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]