peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のヒガンバナ(彼岸花)/マンジュシャゲ(曼珠沙華) 2015年9月16日(水)

2015年09月17日 | 植物図鑑

2015年9月16日(水)、一関市東山町長坂の「柴宿団地」と呼ばれている住宅街を散策しました。JR大船渡線側にある民家の畑(花壇)に植栽されているヒガンバナ(彼岸花)が、朱赤色の花を沢山咲かせていました。

ヒガンバナ(彼岸花)/マンジュシャゲ(曼珠沙華)ヒガンバナ科 リコリス(ヒガンバナ)属 Lycoris radiata

秋の彼岸の頃に花が咲くことからこの名がある。マンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいう。秋の深まりを感じさせる花のひとつ。中国原産の多年草で、古い時代に日本に入ったと考えられている。田の畦(あぜ)や土手、人家の周辺、墓地などに生え、群生することが多い。花期は9~10月。花茎は高さ30~50㎝になり、先端に朱赤色の花が多数集まってつく。花には長さ4㎝ほどの細い花びらが6個あり、強く反り返っている。雄しべと雌しべは葉の外に突き出る。花が終わった晩秋に葉が伸び出し、越冬して翌年春には枯れてしまう。葉は光沢のある深緑色で厚く、長さ30~60㎝の線形。有毒植物だが、鱗茎を擂り潰して、水でよく晒せば食用になる。昔、飢饉のとき利用した。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


一関市東山町のキンモクセイ(金木犀) 2015年9月16日(水)

2015年09月17日 | 植物図鑑

2015年9月16日(水)、一関市東山町長坂の「柴宿団地」と呼ばれている住宅街を散策しました。メーン道路から50mほど入り込んだ所にある民家の門口に植栽されているキンモクセイ(金木犀)が、いい香りを漂わせながら花を咲かせ始めていました。

キンモクセイ(金木犀)モクセイ科 モクセイ属 Osmanthus fragrans var.aurantiacus

中国原産の常緑小高木。香りのよい花が咲くので、庭や公園などに広く植えられている。高さは5~8mになる。葉は対生し、長さ6~12㎝の広披針形または長楕円形で、縁はほとんど全縁。花期は9~10月。葉のつけ根に橙黄色の小さな花が束になって多数つく。花は直径5㎜ほど。キンモクセイの香りは本格的な秋の訪れを告げる。雌雄別株だが、日本には雄株しかなく、雄株の雌しべは不完全なので、実はつかない。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]