2018年4月7日(土)、妻が「一関市営松川住宅」(一関市東山町松川字台)に住む古くからの知人に会いに行くというので一緒に行きました。妻が知人と話をしている間、近くにある「館山公園」を散策して草花などの写真を撮りました。期待していた「オオイヌノフグリ」は、どうしたのか全然見つかりませんでした。公園の出入口に植栽されているハクバイ(白梅)が、花を沢山咲かせていました。
ウメ(梅)/ハクバイ(白梅)バラ科 サクラ属 Prunus mume
花も実も日本人には馴染み深い樹木のひとつだが、もともと日本にあったわけではなく、古い時代に中国から入ってきた。万葉集にはウメを詠んだ歌が多いので、それ以前に既に栽培されていたことになる。九州には野生種があるといわれているが、これは栽培ものが野生化したという説が有力。比較的温暖な気候を好む落葉小高木で、大きなものは高さ10mほどになる。
若枝は緑色。葉は互生し、長さ4~10㎝の楕円形または倒卵形で、先は尖る。花期は普通2~3月で、葉が出る前に香りのよい花が咲く。花は直径2~3㎝。花弁は5個が基本で、白または淡紅色を帯びる。花柄はほとんどない。果実はほぼ球形で、細かい毛に覆われている。6月頃に完全に熟すと、黄色っぽくなる。
旧い時代には花の観賞が主で、果実を梅干しなどに利用するようになったのは江戸時代以降である。果実を利用するウメを実梅、観賞用のウメを花梅と呼び、いずれも多くの品種がある。
ウメは中国の国花。日本でも古くから愛されている花のひとつ。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
https://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/5b17e8c101f38a421794500c6f245dfa [peaの植物図鑑:宮城県気仙沼市唐桑町のウメ(梅)/ハクバイ(白梅):2016年2月21日(日)]
(下)梅の木に近づいて行ったら、花の蜜を吸っていたと思われるヒヨドリが飛び立ちました。
[講談社発行「日本の生きもの図鑑」より]