




2018年4月9日(月)、一関市東山町長坂の「柴宿団地」(久保・柴宿)と呼ばれている住宅団地の民家の庭に植栽されているヒマラヤユキノシタが、花を沢山咲かせていました。









ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)ユキノシタ科 ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア)属
Bergenia stracheyi
アフガニスタン、パキスタンからネパール、チベットにかけて分布する常緑の多年草(宿根草)で、中央アジアやアジア東部に6~8種自生する。丈夫で乾燥や寒さには強いが、多湿には弱いという。
別名:「ベルゲニア」という属名のままで呼ばれることもある。現在、これらの種間交雑品種が多数作出され、庭園で栽培されている。庭の石組みの間に植えたり、鉢植えなどで育てる。
葉は長さ25cmほどの倒卵形で、厚くて光沢がある。花期は3~4月。高さ20~30cmほどの花茎に白色~淡紅色の花が多数かたまってつく。繁殖は秋に株分けでふやす。この仲間は種間雑種ができやすいため、いろいろな園芸品種がある。
品種には、緑から紅の葉色、桃、紅、白などの花色の変異があり、特に、冬は葉が紅葉し美しくなる品種が多い。[花期]3~4月。
「サニングデールcv.Sunningdale」、「モルゲンローテcv.Morgenrote」など桃色花の品種が多い。白色品種には、「ジルベルリヒトcv.Silberlicht」がある。しかし日本では品種の名称が不明確の場合が多い。
なお、「ヒマラヤユキノシタ」という名で古くから栽培されているものには、次の3種があるという。
ヒマラヤユキノシタ(雪の下)は葉が倒卵形か倒卵状くさび形で短い柄があり、長さ25cm以内。
ナガバノユキノシタ(長葉の雪の下)は葉が倒卵形か長倒卵形で、冬は赤みを帯びる。
シベリアユキノシタは葉が楕円形か球状で柄があり、長さ30cmほどになる。
ほかに雑種や改良された園芸品種もあるが、花径は10~60cmで、2~5月に花径の先に桃、白、赤の花を多数咲かせる。葉は常緑で厚みがある。
https://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/9fbf714031f4c384559bf32eedad0fd7 [peaの植物図鑑:ヒマラヤユキノシタ 2008年4月1日(火)ほか]