2018年4月10日(火)、朝から天気が良かったので一関市藤沢町にある「館ケ森アーク牧場」に行ってきました。第2料金所から入場して、「薫る風のガーデン」内に植栽されている植物などを撮りながら散策して、12時になったので休憩し、「ティルズ」という名の自然食レストランで昼食を摂りました。ガラス窓から外の景色が見える座席から、黄金色の花を沢山咲かせているサンシュユ(サンシュユ)が見えました。「風の薫る風のガーデン」内にも今を盛りと花を咲かせているサンシュユ(山茱萸)の木がありました。
サンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)ミズキ科 ミズキ属 Cornus officinalis
中国・朝鮮半島原産の落葉小高木。日本には江戸時代(1720年頃)に薬用植物として渡来したというが、現在では花木として、公園や街路、庭などに植えられている。
ふつう高さ3mほど、大きなものでは5mほどになる。枝は斜め上向きに伸びる。樹皮は灰黒褐色で鱗片状に薄く剥がれ、跡は淡褐色になる。若い枝は細くて4個の鈍い稜がある。短い伏毛があり紫褐色を帯びる。冬芽(花芽)は長さ約4mmの球形で、総苞片に包まれ、基部に小さな芽鱗が2個つく。葉芽は細長く、長さ2.5~4mm、先は尖る。芽鱗は2個。花芽、葉芽ともに、白色または褐色の伏毛がある。葉痕はV字形~三日月形、維管束痕は3個。
葉は対生し、枝先に集まってつく。葉身は長さ4~12cm、幅2~7cmの広卵形または卵状広楕円形。先は尾状に鋭く尖り、縁は全縁。側脈は4~7対あり、湾曲しながら先端に向かう。裏面の主脈の基部には褐色の毛が多い。葉柄は長さ5~15mmで伏毛がある。
花期は3~4月。葉が展開する前に開花する。短枝の先に直径2~3cmの散形花序を出し、淡黄色の小さな花を多数つける。花序の基部には総苞片が4個つく。総苞片は長さ6~8mmの広楕円形で、伏毛が密生する。花弁は4個、長さ約3mm、先は尖り、反り返る。雄しべは4個、花柱は1個。花
柄は長さ5~10mm。
果実(核果)は長さ1.2~2cmの長楕円形で、9~11月に赤く熟す。おいしそうだが、生食はしない。核は長さ8~12mm、中央に縦の稜がある。果実は果実酒に、果肉を乾燥したものは薬用に利用される。
和名の「サンシュユ」は、中国名の「山茱萸」を音読みしたもので、別名の「黄金花」は、早春に黄色の花が咲くことから、サンシュユの代わりに牧野富太郎博士が提唱したものという。
https://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/6d877b55820555c7f738c49ce9ff94c8 [peaの植物図鑑:サンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)2008年3月20日(木)]