2013年1月21日(月)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。
午後から見学した「花の館温室」の亜熱帯温室エリアに植えられているセンネンボク/コルディリネ・ターミナリスが綺麗に色づいた葉を展開していました。太陽の当たり具合によって葉の色が大分違ってくるようです。
コルディリーネ・ターミナリス リュウゼツラン科 コルディリーネ(センネンボク)属 Cordyline terminalis
東アジア原産の低木で、高さ1~3mになる。普通単幹だが、ときに分岐する。葉は茎頂付近に螺旋状につき、長さ30~60㎝ほど。葉身は狭長楕円形で、光沢があり、しなやか。葉柄には深い溝がある。株が成熟すれば、白色から赤味を帯びた小さな花が、円錐花序につくが、家庭ではあまり咲かない。沢山の園芸品種があり、葉の色や模様、大きさなど様々である。和名は「センネンボク」。
コルディリネ・ターミナリス ’アイチアカ(愛知赤)’ Cordyline terminalis cv.'Aichiaka'
「愛知赤」の名称で普及しているセンネンボクの園芸品種。葉形はセンネボクによく似ており、葉身が濃紫紅色地で、縁が紅色となり、新葉では紅色の幅が広くて美しい。日当たりを良くしないと良い色彩が出ない。耐寒力はストリクタよりも劣る。愛知県下で大量生産され全国に広まったため、「愛知赤」と呼ばれるようになったという。「赤ドラセナ」とも通称される。
コルディリネ・ターミナリス ’アイチアカ(愛知赤)・コンパクタ’ Cordyline terminalis cv.'Aichiaka Compacta'
アイチアカの矮性種。他はアイチアカに準ずる。
’レッド・エッジ’cv.'Red Edge'は、ターミナリスの園芸種。葉身が長さ3~10㎝、幅2~3㎝と小さく、緑色地に薄赤色の覆輪が入る。性質はアイチアカにじゅんずる。’白馬’は緑色地に乳白色の覆輪が入り、幼葉では白味を帯びる縦縞がはしり、葉柄も乳白色となる。’クリスタル’は緑色、黄緑色、桃色、薄赤色の縦縞が入って美しい。’レインボー’は葉身が丸味を帯び、濃緑色地に紅色の覆輪が入る。’ドリーミー’は、幼葉が乳白色地に淡紅色の縦縞が入って美しい。’バンコック・ゴールド’は’クリスタル’に似ているが、葉の緑が赤味を帯びない。
栽培:高温多湿を好み、明るい日陰で管理する。冬は5℃でも越冬するが、8℃以上は保ちたい。繁殖は挿し木のほか、根茎の根伏せも可能。
備考:ハワイのフラダンスに用いるフラ・スカートは、緑葉の園芸品種の葉で作られている。ハワイやポリネシアでは、この植物の生垣で住居を囲むと、悪魔が避けて、幸福になると信じられ、英名も’グッドラック・プラント(幸福の木)と呼ばれる。
[保育社発行「検索入門 観葉植物(1)土橋 豊・著」&誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36627801&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのセンネンボク/コルディリネ・テルミナリス(ターミナリス)]
http://sigesplants.chicappa.jp/Cordyline_fruticosa_'Aichiaka'.html [センネンボク’アイチアカ’:デジタル植物園]
http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-127 [コルジリネの育て方:みんなの趣味の園芸:育て方がわかる植物図鑑]
http://yasashi.info/ko_00010.htm [コルディリネとは:ヤサシイエンゲイ]
http://kasugak.sakura.ne.jp/comment/korudinire.html [コルディリネ・アイチアカ(長崎県亜熱帯植物園)]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/aitiaka.html [センネンボク・アイチアカ(愛知赤)]
http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2011/11/post-2945.html [千年木(センネンボク):花図鑑]