
一昨年の峰山
4日は、峰山BBQでした。
朝、二度寝をしていたら、突然牧師先生ご夫妻からTELをいただき、突如ご一緒させていただくことに!!
しかも、ギターとミニ・キーボード持参。
cafeでランチがてら打ち合わせ予定だったSYOさんとヴォーカルのMさんも「打ち合わせは現地で」と、まとめてお誘いして、
賛美の歌~カントリーロード~涙そうそう…などなど歌いまくり、いいお天気、新緑の中、気持ちいい空気に包まれ、至福のひとときでした♪♪
画像はナシですm(_ _)m
さて。
本日は私、フツーにアルバイト~レッスン。
発表会の練習も始まり、気合入りまくりです。
きっとこれから本番までは、時間延長のレッスンが繰り広げられることでしょう(^_^;)
そして、生徒さんたちのレッスンが終わったあとは、Takのレッスン。
本人からの希望で。
「コールューブンゲン」をやることに急遽変更しました。
なぜなら、Takはほんと~~~に全くといっていいほど譜面が読めないので、
前出のテキストは難しすぎるのです。
私にはものすごく初歩的で簡単に感じるのだけど、
しかも、5線の真ん中が「シ」って教わった…というので、ほな、まず「シ」の周辺から始まる「コールューブンゲン」からだろう、、、
「Chorübungen」

音大受験生が必ず通過するテキストですが、自分の声で音程を作って歌う…という点では前出のテキストと同じ。
最初はめちゃくちゃ簡単なのですが、(といっても、実際に歌う最初はコレ。どーでしょぉか、みなさま? これを見てすぐに実際に音程をつけて歌えるのでしょうか? 純粋な疑問であります。)
途中からどんどん難しくなっていきます。かなりツラくなるのです。
Takにどこまでついていけるか!?!?
ちなみに私のところにレッスンに来ている生徒さんで、バンドのヴォーカルをやっている女の子がいます。
彼女もコレをやってます。めっちゃ悪戦苦闘中。でも、確実に実力を養ってる。
音大受験の登竜門だけのことはあって、内容の濃い、素晴らしいテキストではあります。
ピアノでいうところの「バイエル」のようなものですが、初心者用のテキストは、今では「バイエル」に限らず、年齢、ニーズなどによって、多種多様なのに、
子供の「ソルフェージュ」系のテキストは、なかなか「コレだ!」というものに遭遇しません。
私の教材研究が杜撰なこともあると思うのです。「コレがいいよ」というテキストをご存じの方、ぜひ教えてください。
自慢じゃないけど、私はこういう「音程」とかに関する才能は子供の頃から備わっていたらしく、苦労したことが全くありません。
「コールューブンゲン」も、いったい何が難しいのかさっぱりわかりませんでした。
なので、生徒さんが悪戦苦闘している様子をみて、「ああ、こういう音程は難しいのだな…」とわかる、、みたいなのを積み重ねながら、一般的な人がどういうところで躓くのか、苦労するのかがわかってきました。
なので「アンタ、こんなのができないの!?!?」な~~んてことはもちろん決して言いません。
音楽にもいろいろ才能の種類があって、私は、ピアノの両手の譜読みが苦手だし、楽譜を認識する脳ミソとピアノを弾く指が未だに直結していません。
自分で創った曲でさえ、毎回泣きながら練習しなければ弾けないんであります(T_T)
「才能」とか「専門分野」というのは、本当に狭~~い範囲なのですね(^_^;)
でっ、Takの「コールューブンゲン」初体験。
1段8小節程度の、ものすごく簡単な音程のエチュードを4つ。
強要はせず、「次もやる?」と1つずつ本人の希望でやってみました。
最初は「読譜」から。
楽譜を、音程をつけず、ただドレミを読む。
(とはいっても、なんとなく音程をつけようとするのだが、めっちゃ音痴で蒼ざめるワシ…)
次は読んだ音を、実際の音程にして歌ってみる。
音程よりまずは「譜読み」がおぼつかなく、何度もつっかえる。
でも、10回繰り返すうちに、譜面についていけるようになって、声で音程を作れるようになる。
「よっしゃ、合格!!♪」
Takは「声楽」じゃないので、声の出し方はどうでもいい。とにかく、音程とリズムなのだ。
彼は、やる気のある限りこれからも1曲ずつクリアーしていくと思う。
初心者なのに、最初に「音痴」のように譜読みをしているのに、仕上がりは完璧なのでありました。
「完璧」というのはね、音程がふらさがったり、うわずったりせず、キッチリしてるってことです。これはスゴイと思う。親の欲目を差し引いても。
ピアノの音程を自分の声ですっかり模倣できてるってことなのだ。
これに関しては私はかなりシビアです、厳しいです。
コレってやっぱ遺伝なのかな??
それは嬉しいけど戸惑う。
これまでTakの歌を聴いたりもしてきながら、こいつ、さっぱり「音楽系」じゃないよな~~と思ってきた。
クレヨンしんちゃんや、アグネス チャンさんのCMをそっくりに真似る芸は、めっちゃおもしろいけど、「一発芸」の場面でしか役にたたないよ。
微分音、発音、発声、聴いて真似て表現する能力はスゴイぞとは思ってたけどね、、、
両親がアンタに「匠」と命名したのは、決して宅配寿司の出前メニューから安易に選んだワケではなく、
地に根をしっかりとおろして、職人系アーティストになってほしい、、、という切なる願いからなのだよ。
でも、「アート系」でも、設計とかさ~~、音楽よりもっと実生活に役立つ、収入に直結するほうがいいよと思ってきたよ。
いや、今でも、ものすごくそう思いますけど、、、(^_^;)
音大に行きたいとはどうか言い出さないで欲しい、、、マジでホントにマジで…(-_-;)
私は、ピアノ講師を30年もやってるので、ちょっとしたレッスンでも生徒さんの今後の音楽的展望がわかります。
こーゆーヤツは、80%音大に行きたがる、、、(-_-;)
もし私が、Takの母でなかったら、「この子はスゴイぞ、やれば伸びる素質アリ!!」ってことで、挑発しまくるところ。
さあどうするTAKAMI…