紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

連句は楽しい

2004-05-28 06:35:18 | 7・連句・俳句・短歌
もう10年間ほど(けっこう長いなあ)「連句」という知的な(?)遊びをしている。5・7・5の長句と7・7の短句を交互に詠んでつなぎ、36句で完成するものですが、それを歌仙といいます。
次の人は、前の句を鑑賞し、前の句につけて自分の句を詠まなくてはいけない。けれど、前の前の句からは転じなくてはいけない、というのがルール。その他、季節や恋を詠み込むなど、細かな決まりもあります。

連句の仲間(連衆という)は、この10年、ケンカあり(?)、別れ話あり(?)、冷戦あり(?)という時期をへて、近頃はきわめて、おだやかな関係になりつつあります。最近では、お互いに空気のような存在かも。そんなことないか?
連衆は30代から70代まで(かな?)、年齢もまちまち、職業もまちまち、せっかちな人あり、おっとりした人あり。だけど、みんなが、同じ地平に立って、対等に句を詠んでいき、歌仙という一つの作品を共同で作り上げるのは、なかなかにおもしろいものです。
さらに、巻き終わったあと(歌仙は巻くという)、みんなでわいわいお互いの句を批判しあうのも、楽しい。もちろんお酒を飲みながら。

ここらで、私が作っている「連句の部屋」のホームページをブックマークに登録しようと思います。来週頃から夏の巻が始まります。興味のある方はぜひみてください。

連句のおもしろさは、わずかな文字数で詠まれている一つの句から、それぞれの人が、こんなに違ったインスピレーションがわくのかと驚いたり、想像を裏切られるところにあると思います。今度はどんな展開になるでしょうか。