紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

コロラド川下り・6

2005-11-22 16:41:17 | 8・山と旅の思い出
■谷底の山小屋

ファントム・ランチの山小屋に着いた時は、もうこれ以上、この暑さの中を歩かなくてもいいと、ホッとした。
砂漠の中のオアシスのような小屋である。

よくこんな深い谷の底の、砂漠の中に、このような整った小屋を作ったものだと感心した。
この小屋も相当前からの予約が必要である。
けれど、川下りツアーには、その小屋の宿泊も含まれているので、予約なしで泊まれるようになっている。
他にもキャンプ場もあるが、これも予約が必要とのこと。

ラバが運んでくれる荷物が届いているか心配したが、ちゃんと着いていた。これがないと、これから4日間かなり困ってしまう。

 

小屋は男女別になっていて、何棟か建っている。一つの小屋に、2段ベッドが、4台くらいあった。シャワーもついている。
早速着がえて、洗濯をすると、洗濯物は、30分ほどで、からからに乾いた。

あまりに暑いので、ほかにやることもなく、川にいって、水の中に寝ころんでいた。川は小さい流れで、水は澄んでいた。
夕方5時頃になると、それまでの暑さがうそのように、急にすずしくなった。


小屋での食事は、同じボートに乗る人たちと同席した。おいしい食事だった。

夜はレインジャー主催の、自然観察会があった。生まれて初めて、岩にへばりついているサソリを見たり、生態系の説明などがあった。こういう勉強会が気軽に参加できるのが、アメリカの国立公園の優れたところだ。それで、そういうのに参加する度に思うのは、もっと英語が通じれば、もっとおもしろい。

小屋にもどると、翌朝早くにグランドキャニオンを上る人たちは、すでに眠っていた。登りは下りより、ずっと大変なので、朝早く出ないときついだろう。

◆コロラド川下り ・6・1011