連句・夏の巻が昨日始まった。
せっかち歌仙・その15「牡丹の巻」
いつも私が、連句をまわす役目をしている。このところ、いろいろと忙しい事もあって、ちょっと間があいちゃったかなあと思ったけれど、前回のせっかち歌仙・その14「春立つ日の巻」は春で、今回は夏。季節を飛ばしたわけではなかった。
発句を募集したところ、次の句が集まった。
発句は、後に独立して俳句となった句である。
したがって、季語が必要かと思っていた。那須の里の句には季語がないので、少艶先生にお聞きしたら、「名所」「ある人物」を特定したものは、発句でも季がなくてもよいということである。
みんなで投票したところ、
◆連句の部屋
せっかち歌仙・その15「牡丹の巻」
いつも私が、連句をまわす役目をしている。このところ、いろいろと忙しい事もあって、ちょっと間があいちゃったかなあと思ったけれど、前回のせっかち歌仙・その14「春立つ日の巻」は春で、今回は夏。季節を飛ばしたわけではなかった。
発句を募集したところ、次の句が集まった。
蕉翁と 草鞋脱ぎたり 那須の里 牡丹映ゆ 鄙(ひな)の古刹に 小糠雨 浅草で 娘とかこむ どぜう鍋 嵐あけ 富士もさわやか 五月晴れ 桜海老 干されあざやか 五月晴れ 緑陰(みどりかげ) ひらりひらりと 黒揚羽 雷鳴と 驟雨(しゅうう)激しく ひとしきり 空よりの 追伸ありて 夏落葉 夕虹の 根っこに釣師の 忘れ物 遠雷や 青磁の壺の ひび模様 |
発句は、後に独立して俳句となった句である。
したがって、季語が必要かと思っていた。那須の里の句には季語がないので、少艶先生にお聞きしたら、「名所」「ある人物」を特定したものは、発句でも季がなくてもよいということである。
みんなで投票したところ、
牡丹映ゆ 鄙(ひな)の古刹に 小糠雨 少艶が選ばれた。楽しく巻いてゆきましょう。
◆連句の部屋