紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

連句の集まり

2008-01-25 17:08:59 | 7・連句・俳句・短歌
昨日は今年初めての連句の会合があった。
遠くは仙台から参加した人もいて、全員で9名集まった。にぎやかにお酒を飲みながら、歌仙の話しなどをして、おおいに笑い楽しんだ。寒い日だったけれど、心も体もほかほかとなった夜だった。

前回の歌仙の反省と、つぎのエマノン歌仙・その13の発句を決めた。

提出された句はつぎの通り。


初富士や 今年の決意 告げてをり

同胞(はらから)の 笑顔出揃ふ 初座敷        

揺ぎ無き ふるさとに山 去年今年      

朝まだき 慣れぬ手つきの 着衣始(きそはじめ)

千代の春 空晴れ渡り 縹(はなだ)色

初稽古 老いも若きも 息白く

筑波嶺の 聳ゆる如き  冬木立  ★

腰折りて 稽古つけ得ぬ 寒さかな

長生きも 芸のうちかや 山眠る



そのうち、一番票を集めたのが、

筑波嶺の 聳ゆる如き 冬木立    少艶

という句で、本日よりエマノン歌仙・その13「冬木立の巻」がスタートした。
立春過ぎたら、せっかち歌仙の春の巻を始めようと思う。
今年も楽しく歌仙を巻いてゆきたい。



連句の部屋