紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

ランチとパピちゃん

2013-12-21 09:13:06 | 15・心に残ること
昨日は友だちと西荻のこけしやでランチの約束をしていた。

ここのところ運動不足なので、自転車で行こうと思ったら、朝から冷たい雨が降っている。
家から約4-50分かかるが、バスと電車だと1時間かかる。
でも、雨だしバスに乗って行こう、と家を出ようとした瞬間に太陽がさした。

やっぱり、自転車でということにして、家を出た。
よく考えると、1日天気が悪そうなのだから、もうちょっと雨対策をしていくべきだった。

途中で姉の家に寄った。
いつもは、ピンポーンと鳴らすと、すぐに「わんわんわん、きゃんきゃんきゃん。」と玄関の中からパピの声が聞こえてくるのに、昨日はしーんと静まりかえっている。

そうだった。パピは、12月13日の未明に、しずかに息を引き取ったのだった。
17年の命。最期は姉のお腹の上に顔をのせて、安心しながらあの世に旅立った。
朝姉が目を覚ました時には、もう息をしていなかったそうだ。
(写真はトントンから借りました)




しあわせな姉家での一生だったね。

それから、仏壇に手を合わせ、Y・Tちゃんと約束したこけしやに向かう。




もう一人来るかなと思っていた友人のM・Aちゃんは、ここには書けないが、すばらしい仕事の最中で、来られなかった。
新刊の「岳ちゃんはロボットじゃない」は、Aちゃんのお宅が出てくるのである。
2年前に取材をさせてもらったというか、Aちゃんの家に訪れた後に書いたので、そこが出てくる文章になった。
おかげで、本が書けました。ありがとう。

Tちゃんとは、よく電話でも話しをするので、久しぶりなんだか、ついこの間会ったばかりなんだかわからないが、話し続けているうちに、外はすっかり薄暗い。
そして、雨もまた降っている。Tちゃんから傘まで頂いて帰ってきた。
ありがとう。