紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

「逆転! ドッジボール」(あかね書房刊)が出ました!

2016-06-22 06:54:15 | 2・仕事の周辺
昨日、新刊の見本を頂いてきた。(下のブログに作品紹介をのせました)

クリック、拡大。




本ができあがるまでには、たくさんの人のお世話になる。
あかね書房の編集の榎さん。何度も書き直すのにつきあってくださって、ほんとうにありがとうございました。
絵を書いてくださった、石山さやかさん。
物語の挿絵は初めてとのことで、そういう瞬間に立ち会えたのを嬉しく思った。
このブログを見られるかしら? イメージ通りの絵を描いてくださって、どうもありがとう♪

そのほかにも、物語の登場人物のモデルになってくれた、たくさんの子どもたち。

そして、カメコ。
20年ほど前、家ではカメコというカメをかっていた。
近所の友人が引っ越すことになり、持っていけないからといって、プラスティック容器ごとカメコをおいていったのだ。
ほんとうに、よく人になれた、かわいいカメだった。それ以来、「我が家のカメ」になった。




新刊「逆転! ドッジボール」に登場するカメゴンは、その時のカメコがモデルである。

もうずっと長い間、いつかカメコが出てくる話を書きたいと思っていた。
そして、ようやく5年ほど前に、書き始めた。
その後も、いろいろストーリーを変更したり、時間がかかったが、遂に本になることができた。





逆転! ドッジボール

2016-06-22 06:53:48 | 1・作品紹介
あかね書房

2016年6月

絵・石山さやか


陽太は、クラスのみんなを殿さまのように支配する鉄平と、小さいころから犬猿の仲。
それなのに、4年生になって、同じクラスになってしまった。
関わらないようにしていたのに、鉄平のせいで、親友の武士ちゃんと遊べなくなってしまう。
それもいやだったが、武士ちゃんの大事なカメのカメゴンが、冬眠から目覚めたら、鉄平に奪われてしまうかもしれない。
陽太は、武士ちゃんをきたえて、鉄平たちとドッジボールで戦うことを決意する。