紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

鳳凰三山に登ってきました! その2

2005-10-13 06:10:39 | 3・山の日記
■10月10日(二日目)

夜中に、山小屋の屋根を打つ雨音で目が覚めた。ものすごい音で、これは翌日の天気は、絶対期待できないなと思う。

起きると、案の定、雨。それもハンパな降りではない。

5:30 朝食は小屋で食べた。ふつう早立ちの人は、みなお弁当にして持っていくが、その日は小屋で食べることにして正解だった。外では、座って食べることもできないような天気だ。
朝食ができるのを待っている間に、紅茶をわかして、ポットに詰める。
一日中寒くて、暑い紅茶がおいしかった。

6:15 小屋を出る。小屋のご主人に全員写真を撮ってもらうが、雨でぼやけている。


地蔵岳までは、急登が続く。ふつうなら、地蔵のオベリスクが見えるはずだけど、全く見えないまま、頂上を目ざした。

7:05 地蔵岳(2784m)に着く。前日登った人に、オベリスクにはロープがたらしてあって、登ろうと思えば、登れるといわれるが、この大雨で、誰も登ろうという人もなく、先を急いだ。

地蔵岳を少し下った所にある賽の河原も前回とは大違い。

 

そして
8:35 観音岳(2840m)鳳凰三山の最高峰。(トップの写真)

9:15 薬師岳(2780m)

W氏は、98座登頂達成となった。
今日晴れていたら、山はさぞ見事に色づいているだろうなあと思うけど、何も見えない。


薬師岳の下の ななかまど (なにかの実)は、それでも、赤い実をつけ、可憐な姿で迎えてくれた。
果たしてこれは何の実なんでしょうか?




そこからは、もう一目散に下る。
大雨なので、途中、昼ご飯も食べずに下り続け、ようやく青木鉱泉までおりた12:40。

何から何までびしょぬれになっで震えたが、帰りに温泉、むかわの湯に寄って、生き返った。

◆鳳凰三山に登ってきました!その1・その2

鳳凰三山に登ってきました! その1

2005-10-11 06:38:30 | 3・山の日記
関東地方は、予想通りほんとうに天候に恵まれない3連休でしたね。

くすの木山の会では、鳳凰三山に行くかな、どうするかなと思っていたら、とりあえず朝4時に出て、行ってから決めようということになった。
メンバーは、W氏、I氏、O氏、夫、私の5人。

■10月9日(一日目)

7時に、鳳凰三山登り口の青木鉱泉に着いてみたら、雨が降っている。
まあ、ここまで来たら、登ろうかということで、完全防備の格好で出発する。

雨はさほどひどくはなく、降ったりやんだりの一日。
ドンドコ沢コースは、急坂だけれど、途中に滝があり、変化に富んでいるので楽しめる。


鳳凰の滝では、岩場を乗り越え、滝を見に行くだけでも、ザイルがほしいという冗談が出るほど。
登りも大変だったけど、下りはもっと大変だった。

 

一番見応えがあったのは、最後の五色の滝。迫力のある滝だった。



さらに登り続け、北御室小屋跡まで登ると、その日泊まる鳳凰小屋までは、あと20分の距離。
時々薄日がさすと、紅葉がきれいで、きてよかったなあという気持ちに。

鳳凰小屋(2401m)到着は、2:40。
まずはビールでカンパイ!
その時に、同行のW氏は、日本百名山のうち、鳳凰三山が、98座目だということがわかる。
どうも、翌日は80パーセント雨という、容赦のない予報が出ていたが、それじゃあ、何が何でも登らなくちゃねという気持ちになった。

その晩は、みな7時に寝てしまった。よくそんなに早く寝られるものだ。
私は9時頃まで寝付けなかった。

◆鳳凰三山に登ってきました! その1・その2

計画表

鳳凰三山に登りたい!

2005-10-08 07:07:12 | 3・山の日記
体育の日といえば、以前は10月10日で、晴れる確率が高い日だった。
そのために、オリンピックの開会式はこの日に行われることになったという。

開会式当日、青空に、飛行機が5色で5つの輪をくっきりと描いたのを、今でもよく覚えている。
杉並の自宅からも、オリンピック競技場の上に描かれた、あの5輪が見えたのだ。
ほんとうによく晴れた日だった。

時は過ぎ、体育の日が、第二月曜日になってからは、80パーセント雨が降っているそうだ。去年も苗場山が、雨で中止になった。

今年の第二月曜日は、ちょうど10月10日。
その日は、天気はまあまあな感じだけど、明日9日はどうだろうか?



■鳳凰三山・計画表 

<10月9日>

調布 4:00→ 青木鉱泉7:15 → 南精進滝 10:15 →

12:15 白糸滝 1:30 → 五色滝 2:00 → 北御室小屋 2:15 →

鳳凰小屋 3:15

<10月10日>

6:00 出発→ 地蔵岳(2784m)7:20 →

アカヌケ沢ノ頭 8:00 → 9:30 観音岳(2840m) 10:00 →

薬師岳(2780m) 10:30 → 青木鉱泉 2:45

(写真は前回のもの)

9日、10日は鳳凰三山

2005-10-07 18:44:00 | 3・山の日記
この連休、8日、9日に、ホイッスル山の会で黒姫山に登りに行く予定だった。
ところが、天気が悪く中止。

でも、山に行きたいなあと、つぶやいていたら、9日、10日と近所のくすの木山の会で、鳳凰三山に行くことがわかり、急遽メンバーに加えてもらった。

今年は、5月連休の仙丈ヶ岳、8月の荒川三山、赤石岳、と南アルプスに縁があるようである。
鳳凰三山に登るのは今回で3度目。

前回は、12年前。
それも今回とちょうど時期も同じ、10月10日の連休。

この山行のことは、忘れない。
私が、寝袋、テント持参で登った最後の山だから。
この山の後、つくづくこんなに大変な荷物を背負って登るのはもう無理だと思い、60リットルのリュックを上げてしまった。

写真はどちらも12年前の。
天気は快晴。富士山がくっきりと見えた。

今回は、山小屋泊まり。万が一行けたとしても、このような眺望はのぞめそうもないが、登れるだけでもいい。

演奏会

2005-10-05 17:01:25 | 20・日々のできごと
昨日は、サントリーホールに、札幌交響楽団の東京公演を聴きにいった。
こういう場所に行くと、つくづく、こういう文化の香りが高い場所は、私の生活には欠けているなあと思う。

昨日は、たまに札幌から出て来た時に、一緒に飲みに行く高校時代の友人Bさんが、札幌交響楽団の一員ということで、初めて友人Cさんと二人で見にいった。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
       交響曲第2番 ホ短調 Op.27
指揮:尾崎忠明
ピアノ:キム・デジン

演奏にうっとりとなったが、ふだんは飲み友だちのBさんが、活躍する場を目の当たりにして、う~んすごいと思ってしまった。今もヴァイオリンを演奏しているBさんの力強い姿が目に浮かぶ。
カッコイイ!

その後、演奏会には間に合わないが、赤坂の某居酒屋で待っているという友人Uさんの元に駆けつけた。
といいたいところだが、Cさんと二人、地図を片手に、あっちだこっちだといいながら、歩道橋の上を歩いたりしながら、迷いつつ行くことに。
Cさんのおかげで、やっとたどり着けた。私がいった方角は90度ちがっていた。都会の地理は難しい。

先日亡くなった、高校の時の数学教師、寺島先生のことなどしのびながら、3人で飲み、食べ、時間も時間なので、あわただしく散会。
楽しい一時だった。

創作の秋

2005-10-02 07:14:15 | 2・仕事の周辺
10月に入った。
暑くもなく、寒くもなく、ほんとうにいい季節である。
読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋。
まあ、食欲の秋ということも……。

この時期、毎年のことだけど、私はけっこう引きこもりになり、創作に専念する。
空を見上げれば、青空。
気持ちよさそうで、出かけるといいだろうなあと思う
けれど、とにかく、朝早く起きたとたんから、頭に浮かぶのは創作のこと。
それで、せっせと、机の上の用紙とパソコンに向かう。
用紙に下書き。パソコンで清書と推敲。

何か書くヒマが、少しでもあれば、創作をしたい。
これも毎年思うのだけど、これがずっと続けば、たくさん本が書けるんだけどなあ。
けれど、凍えそうな冬とか、汗だくになるような夏とかになると、心は机よりアウトドアに向かう。
一年中、創作はしているけれど、集中力は、秋にはかなわない。

そんなわけで、Blogの更新がなかなかできないのは、書く時間が少しでもあれば、創作に向かってしまうから。この時期、1日がもうちょっと長いといいのに。1日26時間とか。

とはいいつつ、知る人は知っているかも。
このところ夜中に放映されているアメリカのドラマ「24・シーズン3」は、ちゃくちゃくと見ている。ああ、寝不足。
テロ対策ユニット、バウアー捜査官の24時間の話し。全部見るのにも24時間かかるので、今週はそれを見るのにおわれる。

でも、時間はないが、体力が一番大事なので、今日はプールにいって、泳いでこよう。

(写真:うーん、すごい雑然とした机だ。しばらくは仕方ないか。)