紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

映画「黒部の太陽」を見てきました

2005-10-25 07:59:13 | 13・本・映画・演劇・音楽など
山好きのものにとって、この黒部という地名は、聞いただけでちょっと胸がときめいてしまうのだ。
石原裕次郎主演の映画「黒部の太陽」は昭和43年に公開された。

その後、劇場、映画館でしか上映しないようにという石原裕次郎の意志により、テレビでも見られない、DVD化もされない“幻の映画”といわれるようになった。
夫と娘が属している築地山岳会のK氏からその話しを聞いて、ぜひ見たくなった。

たまたま調布市制50周年記念イベントの1つとして、調布にゆかりのある会社の映画が無料上映されることになり、昨晩近くのグリーンホールまで見にいった。

昨年ゴールデンウィークに、立山室堂平までいった時に黒部ダムを見たが、そこまでのルートといい、巨大なダムといい、よくこんなものを作ったなあと思っていた。
そのダム建設の映画である。
この映画は、当初ダムを作る話しがメインかと思っていたら、そのダム建設を始める前の、関電トンネル工事の話しだった。数々の困難を乗り越えて、貫通するまでの物語だ。
そのトンネルができて、初めてダム建設の資材を運ぶことができたのだった。

物語そのものもおもしろかったが、雪の立山連山を見ているだけで、心惹かれた。工事の偵察のため、雪山に登るかっこうが、すでに絶えて久しいヤッケ、キスリングだったりと、そんな時代から山に登っている私は、昔を思い出したりもした。

(写真は昨年いった黒部ダム。近所の友人O一家と。夫撮影)