◇ トランプ・バブルの匂い = 株価は上昇軌道に乗っている。ニューヨーク市場は連日の新高値更新。原油相場が反落してもイタリアの銀行危機が報じられても、株価は上昇した。ダウ平均は先週586ドルの値上がり。週の終り値は1万9757ドルで、年初来2332ドルの上昇。そのうちの半分以上を、大統領選挙後の1か月で実現した。
日経平均も、このニューヨークの流れに乗った。円相場が10か月ぶりに115円台まで下落したこともあって、年初来高値を更新。先週は一時1年ぶりに1万9000円台を回復している。週間では570円の値上がり。ただ年初来高値とは言っても、こちらの方はまだ昨年末の水準には達していない。だから出遅れ感は強い。
株価を押し上げているのは、トランプ次期大統領の減税やインフラ投資、それに規制緩和に対する期待感だけ。まだ具体的な中身は何も見えていない。したがって一種のバブルと言えるだろう。このバブル模様は、いつまで続くのか。たとえば今週は、間違いなくFRBが利上げを決定するだろう。その結果、ドルはいっそう上昇する可能性が大きい。そのときトランプ氏は、どんな対応を示すのだろうか。
今週は12日に、11月の企業物価、10月の機械受注と第3次産業活動指数。14日に、12月の日銀短観。アメリカでは14日に、11月の工業生産、小売り売上高、生産者物価。15日に、11月の消費者物価と12月のNAHB住宅価格指数。16日に、11月の住宅着工戸数。また中国が13日に、11月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお13-14日に、FRBが政策決定会合を開く。
≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均も、このニューヨークの流れに乗った。円相場が10か月ぶりに115円台まで下落したこともあって、年初来高値を更新。先週は一時1年ぶりに1万9000円台を回復している。週間では570円の値上がり。ただ年初来高値とは言っても、こちらの方はまだ昨年末の水準には達していない。だから出遅れ感は強い。
株価を押し上げているのは、トランプ次期大統領の減税やインフラ投資、それに規制緩和に対する期待感だけ。まだ具体的な中身は何も見えていない。したがって一種のバブルと言えるだろう。このバブル模様は、いつまで続くのか。たとえば今週は、間違いなくFRBが利上げを決定するだろう。その結果、ドルはいっそう上昇する可能性が大きい。そのときトランプ氏は、どんな対応を示すのだろうか。
今週は12日に、11月の企業物価、10月の機械受注と第3次産業活動指数。14日に、12月の日銀短観。アメリカでは14日に、11月の工業生産、小売り売上高、生産者物価。15日に、11月の消費者物価と12月のNAHB住宅価格指数。16日に、11月の住宅着工戸数。また中国が13日に、11月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお13-14日に、FRBが政策決定会合を開く。
≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ≫