経済なんでも研究会

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今週のポイント

2018-01-22 07:45:21 | 株価
◇ 揺れ始めた株式市場 = 株価の上昇は、いぜんとして止まらない。だが市場の空気は、明らかに揺れ動き始めた。上昇の行く手を阻む波乱要因の卵が、いくつか現われてきたからである。ダウ平均は先週269ドルの値上がり。ついに2万6000ドル台載せに成功した。金利の上昇で金融株が買われ、原油の値上がりでエネルギー関連株も上昇した。2万5000ドルに載せてから2週間しかたっていない。さすがに急ピッチすぎる上昇に、警戒感も強まっている。

株価や原油の急騰で、アメリカ国内ではインフレが心配され始めた。FRBは物価上昇の加速が確認されたとき、長期金利がこれ以上に上昇したとき、緩やかな金融引き締めの姿勢を続けるのだろうか。その心配が、市場のなかで膨らんできている。ただニューヨーク市場の場合は、トランプ減税のおかげで企業の利益はさらに拡大するという期待が大きく、株価を下支えする効果は持続するだろう。

日経平均は先週154円の値上がり。18日には一時2万4000円台に載せたが、あと反落してしまった。こちらも金利と物価の動向に神経質になっている。企業収益への期待はニューヨークと同じだが、トランプ減税のような“夢”はない。したがって2万4000円台を踏み固めるのには、ある程度の時間が必要なのではないか。

今週は23日に、11月の全産業活動指数。24日に、1月の貿易統計。26日に、12月の消費者物価と企業向けサービス価格。アメリカでは24日に、12月の中古住宅販売。25日に、12月の新築住宅販売と1月のカンファレンス・ボード景気先行指数。26日に、10-12月期のGDP速報が発表される。なお22日は通常国会の召集日。

      ≪22日の日経平均は? 予想 = 下げ


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